ビーガンは卵や牛乳を食べないので、サンドウィッチやスコーン、ケーキは食べられないものが多くてアフタヌーンティーが食べられ ないんではないかな、と思いますが、さすがイギリス!
ビーガンアフタヌーンティーを提供しているところもあるんです!
アフタヌーンティー
イギリスと言って思い浮かぶ人もいるかもしれませんが、アフタヌーンティーはイギリス発祥のお茶文化。
アフタヌーンティーは1840年代に第7代ベッドフォード公爵フ ランシス・ラッセル氏の夫人である、アンナ・マリア・ ラッセル氏によって始められた午後3時半から5時頃に食べる軽食です。
軽食?!
実際にアフタヌーンティーを食べるとお腹がはち切れるんじゃないか、というくらいの量です。アフタヌーンティーを召し上がる方はお腹をペコペコにして、召し上がる事をオススメします。
1840年代に始まったアフタヌーンティーは、 その後イギリス中で上流階級と中流階級の女性の社交場として広がったそうです。
イギリスに来たら本場のアフタヌーンティーを楽しんでみたい! という方も多いと思いますが、 実はアフタヌーンティーをしたことないイギリス人も多いとのこと。あまり上手い例えではないですが、日本人でフグ刺しを食べたことがない人が結構いるのと同じでしょうか?
そうは言っても女性にはアフタヌーンティーは人気で、食べたことのない多くの人は男性か、南に比べて生活が豊かではないイギリスの北に住んでいる人じゃないかと、イギリス人の知人が言っておりました。
OXOタワー
まずOXOとはイギリスのスープストックやスパイス、グレイビーソースなどを販売している会社です。
そんな会社がロンドンのテムズ川沿いにあるタワーを所有しています。そのタワーの最上階にレストラン&バーがあり、ロンドンのテムズ川を眺めながらお食事やお酒を楽しむことができます。
こちらのレストランではアフタヌーンティーも提供しているのですが、 通常のアフタヌーンティーに加えヴィーガンアフタヌーンティーを 選ぶことも可能です。 しかもヴィーガンバージョンだからと言って、追加料金はなし!
ということで、OXOタワーでビーガンアフタヌーンティーを食べてきました。
ビーガンアフタヌーンティー
肝心なビーガンアフタヌーンティーのメニュー内容ですが、OXO タワーが提供している通常のアフタヌーンティーに似せている部分もありました。
まず、最初に出てくるのはサンドイッチとその他おかず? と言いますか、サンドイッチと一緒に食べられるごはんです。
通常バージョンのアフタヌーンティーでは、 サーモンとクリームのサンドイッチや、タマゴサンド、 ハムやチーズのサンドイッチと、 ビーフののったヨークシャープディング、カニポッド、 サーモンを使ったスコッチエッグなどが最初に出てくるものです。
ビーガンバージョンでは、ビーガンチーズのサンドイッチや、 キュウリとビートルーツのサンドイッチ、 きのことトーストに加え、 ビーガンソーセージロールやキヌアボール、 アボカドスムージーなどが出ました。
3段トレイに乗ったサンドイッチ類を食べ終わると、 ケーキとスコーンのデザートが乗った3段のトレイが運ばれてきます。もう女の子にとってはこの瞬間はワクワクの最高潮です!
今回はビーガン用は1名分だったので、3段トレイではなくお皿ででてきました。
通常のアフタヌーンティーは2名分注文したので、3段トレイで出てきました。
- エルダーフラワーとイチゴのムース
- クラナカンチーズケーキ( クラナカンとはスコットランドの伝統的デザート)
- チョコレートとチェリーのタルト
- スコーン
ビーガンバージョンのデザートは、
- エルダーフラワーとイチゴのムース
- レモンとラズベリーのタルト
- パイナップルとレモンのケーキ
- ビーガンスコーン
どちらのスコーンには、 もちろんクロテットクリームとジャムが付いています。
ビーガンバージョンにはビーガンクロテットクリームです。
ジャムはイチゴジャムと桃ジャムでした。
まず、スコーンについて。
私が一番気に入ったのは、スコーンです。 クロテットクリームがおいしすぎる!
スコーンを食べる際の伝統的な食べ方は、クロテットクリームとイチゴジャムを塗って食べるのですが、やはり桃ジャムよりもイチゴジャムを塗って食べたほうが、おいしかったです。
桃ジャムはイチゴジャム程は味がはっきりしていないので、クロテットクリームと一緒に塗って食べるとボヤっとした味になってしまいます。
周りのテーブルを見てみても、イチゴジャムは多く使っているようでしたが桃ジャムはたくさん残っていました。
スコーンは2個ずつ付いているので、最初と最後に食べました。最初に食べた時の方が、 まだスコーンもあったかくとてもおいしかったです。ですが、また最後においしいスコーンでしめられたので大満足です。
ビーガンではない人とアフタヌーンティーをしたのですが、通常バージョンのクロテットクリームはクリームよりもバターに近く、ビーガンバージョンのクロテットクリームの方がクリームに近くおいしいと言っていました。
エルダーフラワーとイチゴのムースは日本でよく食べるムースではなく、もっと泡の様にふっわふわで口の中ですぐ溶ける面白い食感でした 。ただ、ものすごく甘くしっかりイチゴソースと混ぜないと食べられないくらい甘かったです。
パイナップルとレモンのケーキは程よく酸味があり、さらにタイムというハーブが入ってるたのがおいしかったです。
レモンとラズベリーのタルトは、同様に酸味があるとともに、タルト生地がサクサクでした。
ビーガンはなかなかスイーツを食べられないので、こんなにたくさんの種類のスイーツを一度に食べられるなんて、最高過ぎました。
どれもこれもおいしくて、大満足です。
一点だけ残念だったのは、紅茶に入れるミルクが牛乳のみだったこと。
おいしい紅茶でしたが、やっぱりミルクティーが飲みたかったな。 。
そうは言っても、ロンドンのテムズ川を眺めながら食べられたビーガンアフタヌーン ティーの経験は大満足でした。アフタヌーンティーはちょっと高級なので、なかなか食べる機会はたくさんはないですが、やはりイギリスに来たら食べたいもの。
ビーガンだからって諦めなくてよかった!
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