ビーガン娘のイギリス生活記

「ロンドンに飽きた人は人生に飽きた人」は本当かを検証中のブロブです。

イギリス首相官邸オフィシャルネコ Larry the Cat

夏休みでイギリス国会もお休みだった8月から一変して、9月に入ってからはブレグジットのニュースばかりです。

 

国会での様子が生中継されていたり、首相官邸前で首相がスピーチをしていたり。

そう言った様子をテレビで観ていると、歴史が動く瞬間にいるんだなって感じます。

 

小学生の頃に歴史の授業で「オイル・ショック」で、トイレットペーパーを買うのに必死だったという歴史を習った際に、両親はもうその頃生まれていて経験している事を歴史として勉強するなんて!、両親はある意味歴史上の人物じゃん!って思ったのを覚えています。

そう考えるといつか自分に子どもができた時、子どもからブレグジットが起こった時に生きてたの!?、しかももう大人だったの!?と言われるかもしれませんね。。

歴史が変わる瞬間にいて、常に歴史は作られているのを感じます。

 

 

 

さて、話が少しそれましたが、、、

そんなブレグジット騒動の中、英首相のボリス・ジョンソン氏がイギリス首相官邸の前でスピーチをし、その夜イギリス国営放送のBBCのキャスターが、首相官邸前から中継を行なっていました。

 

キャスターと首相官邸宅のダウニング街10番地の入り口が良い配置で、テレビ画面に映っていたのですが、、、

そのダウニング街10番地の扉の目の前で姿勢良く座っているネコちゃんがいました。

丁度良いところに猫が映ってると思ったのですが、実はこの猫様、首相官邸のオフィシャルネコ!

その名もLarry(ラリー)だそうです!!!

 

 

イギリス首相官邸オフィシャル猫Larry

2007年1月生まれと認識されているLarry

茶色と白のオスのトラ猫です。

 

 

「ネズミ捕獲長」

こちらのラリーくん、 イギリス首相官邸公式ネコちゃんだけあって、 きちんと肩書も付いているんです。

ネコさんだけあって、その肩書は「ネズミ捕獲長

結構ネズミがいるというイギリスで、 ネコの本領発揮という訳です。

とは言っても、 はやり野生のネコではないのでラリーくんはあまりネズミの捕獲をしないそうです。

ネズミの捕獲よりも、 のんびり気ままに過ごしている方が好きだそう。

 

2012年には怠け者ぶりで、「ネズミ捕獲長」 の座を解任されそうになったというエピソードもあるそうです。

当時首相であったデイビッド・ キャメロンの書斎にネズミが出てしまったとか。。。 ラリーくんがきちんとお仕事をしていなかったせいとのことで、 解任の危機になったとか。

 

 

 

その他の公務

ラリーくんにはネズミ捕獲の他にも公務があります。

  • 官邸への来客へのあいさつ
  • 防衛の安全確認
  • アンティーク家具での寝心地調査

 

ラリーくんにお出迎えされたら、 首相官邸という緊張する場所でも少しリラックスできそうですよね 。

 

それにしてもアンティーク家具での寝心地調査が正式なお仕事だなんて羨ましい!

 

 

もともと野良猫のラリーくん

2007年1月生まれと推定されているラリーくんですが、 なぜ推定なのかというと、 ラリーくんはもともと野良猫だったからです。

 

ロンドンのBattersea Dogs and Cats Homeという動物程施設に2007年の2月に保護されました。 ダウニング街のスタッフがその後動物保護施設から引き取って、 首相官邸に住むようになったそうです。

 

当時首相であったデイビッド・ キャメロンの子どもたちのためペットになると考えられたそうですが、「ネズミ捕獲長」という役割を任命されました。

 

キャメロン家のペットではなく、 ダウニング街で働くラリーくんですので、 キャメロン元首相からテリーザ・メイ元首相、そして現ボリス・ ジョンソン首相と首相が変わっても、 ラリーくんは変わらずダウニング街10番地の住人です。いや、 住ねこです。

 

ちなみに、ラリーくんが保護施設から引き取られたネコちゃんである事が知れ渡ってから、こちらの動物保護施設Battersea Dogs and Cats Homeでは保護動物の受け取り先が15%も多く見つかったそうです。ラリーくん、官邸でのお仕事以外にも立派なお仕事をこなしました。

 

 

イギリス首相官邸に公式ネコさんがいたとはびっくりでした!

いつかまたテレビに映るといいなー

ニュースを見るのが楽しみになりました。

そして首相官邸の近くに行けば、偶然会えちゃったりして!!

 

 

 

www.uklifejournal.com

 

 

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