ビーガン娘のイギリス生活記

「ロンドンに飽きた人は人生に飽きた人」は本当かを検証中のブロブです。

イギリスのNHS体験談 -本当に無料!-

イギリスワーホリビザのオンライン申請書を作成するのには、IHS(Immigration Health Surcharge)という、移民健康保険付加料を支払わなくてはいけないというお話をしました。

  

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このIHSを支払うことによって、6カ月以上イギリスに滞在する非ヨーロッパ国籍者は、イギリスの国民健康サービスであるNHS(National Health Service)を受けられることとなります。

 

つまり6カ月以上合法で滞在できるようにビザの取得をするためには、IHSの支払いが必要で、合法で6カ月以上滞在している方には、イギリス国民と同じ国民健康サービス(NHS)が受けられるという事です。

 

 

では、NHSとはなんでしょう?、という本題です。

 

 

2012年のロンドンオリンピックの開会式の際のパフォーマンスで、イギリスの文化等が紹介されていた場面でも、「NHS」が紹介されていましたので、知っていらっしゃる方も多いとは思います。

 

 

名前のとおり、NHS(国民健康サービス)は、イギリスの国営医療サービス事業の事です。


第二次世界大戦後に、イギリスでは「ゆりかごから墓場まで」という有名な言葉でも知られている福祉政策の一環として、患者の医療ニーズに対して公平なサービスを提供することを目的に1948年にNHSが設立されました。

 

利用者の健康リスクや支払い能力にかかわらず、公費負担によって医療が受けられるなんて、そこだけ聞くと素晴らしいサービスに聞こえますが、公費が使われているために、問題も多くあるんです。


なんせ、イギリス国家予算の25%以上がこのNHSに使われているそうです。

 

この事を聞けば、以前はビザを取得するために、IHSの支払いはなかったのにも関わらず、今は年間200ポンドの支払いが必要だという事にも納得がいきます。

(2020年に値上げし年間400ポンドになりました)

 

NHSの問題点等いろいろあるのですが、
NHSのいい面を、私の友人が経験した実体験をもとにご紹介したいと思います。


もちろん、NHSのいい面といえば、医療サービスを無料で受けられる点!

 

私がイギリスに留学していた際の、韓国人の友人が実際に体験したお話です。

 

私の韓国人の友人と、中国人の友人は夜にスーパーの駐車場でスケー トボードの練習をしていたそうです。どちらもあまり普段からスポーツをするようなタイプの女の子たちではなかったのですが、スケートボードに憧れて初めて見たそうなんです。

 

 

 

ところが、スケートボードって結構危険なんですね。
初心者がちょっと遊びでするレベルでも危険なんです。
私の韓国人の友人は、スケートボードと地面とのちょっとの差でも足が変な方向にねじれて、そして全体重がかかるような状態で、足をついてしまい、 足首を骨折してしまったんです。

 

一緒にスケートボードをしていた中国人の友人が救急車を呼び、救急車で病院へ運ばれたそうです。
病院へ運ばれそのまま入院し、足首にボルトを入れる手術をしたそうです。
手術後も数日間は安静にするため、そのまま入院。。。。

 

ただでさえ骨折した理由がスケートボードで遊んでいたという何とも情けない理由で、
入院して手術までしたなんて親になんて言おう、、、と相当落ち込んでいたそうなんですが、
そんな彼女にも、不幸中の幸い!
ここは、NHSのあるイギリスなんです!!

 

ということで、彼女はこの骨折でかかった医療費は無料!!だったそうです。
無料とは知っていたけれど、本当にここまで無料なんだ!と、この話を聞いて、私はびっくりしました。

 

更に友人に入院の事を詳しく聞いてみると、
入院中の食事は、何種類かある中から選べたそうです。

 

 

NHSは問題点もありますが、やっぱりすごいと感じました!


どこで何があるか分からないし、海外で家族も近くにいない、さらにはお金のない留学生やワーホリ中の方にとっては、もしものことを考えると無料で医療サービスを提供しているNHSは安心ですね。
200ポンド400ポンド(2020年に値上げ)のIHSが高いなと払う時は思いましたが、イギリス人が誇る無料の医療サービスNHSを継続していくためには仕方ないかなとも感じます。

 
ちなみにこの私の韓国人の友人は、親にスケートボードで遊んでいて骨折してしまったとは言えず、交通事故に遭ったことになっているとか。。。

 

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