ロンドンから電車でたった30分で行ける歴史ある街 St. Albans(セント・オールバンズ)に行ってきました。
とっても素敵な街で、何でもっと早く行かなかったのだろう?と思うほどおすすめです。
ロンドンからSt. Albansへの行き方や、St. Albansの観光スポットをご紹介します。
- ロンドンからセント・オールバンズへの行き方
- セント・オールバンズ観光
- ストリートマーケット
- セント・オールバンズの時計塔
- セント・オールバンズに来たらワッフルハウスへ!
- ベルラミアム・パークでローマ遺跡を見学
- セント・オールバンズ大聖堂は必見
- St. Albans観光:まとめ
ロンドンからセント・オールバンズへの行き方
ロンドンからセント・オールバンズへは電車で30分弱で行くことができます。
私は家から近いWest Hampstead thameslink駅からテムズリンク線に乗って、St. Albans駅へ行きました。乗車時間は20分強です。
週末の往復チケット(Super off peak ticket)をチケット代が1/3になるレイルカードを使用して購入したため、£6.05でした。割引が無くても、£10しないで行けることになります。
テムズリンクにはロンドンの中心部だと、King’s Cross & St. Pancras駅からも乗ることができます。こちらの駅から乗車するとセント・オールバンズまでは30分ほどです。
セント・オールバンズ観光
ロンドンから北へ約22キロの場所にあるセント・オールバンズは、イギリスのメジャーな観光地としては名前を聞く機会は少ないですが、実はとっても歴史があってイギリスにとって重要な土地です。
ローマ時代にはロンドンに次ぐ大きな都市だったり、英語圏で唯一ローマ皇帝が学んだ学校があったり、マグナ・カルタ初案が書かれた場所でもあります。
ロンドンから北へ移動する際に、最初の停車場として発展した歴史も!
セント・オールバンズの地名は、イギリスで最初に聖人となった聖アルバンがこの地に縁があるためです。
ストリートマーケット
私はセント・オールバンズ駅到着後、まず街の中心部へ向かいました。
駅から街の中心地までは歩いて約10分弱です。
街の中心部に到着すると、ストリートマーケットが開催されていました。
事前に調べたセント・オールバンズのマーケット情報によると、マーケットは水曜日と土曜日の開催のようです。
しかし私が行った日曜日にもマーケットが開催されていました。
歴史あり規模の大きいマーケットを体験したい場合は、水曜日か土曜日に行くのがいいかもしれませんが、日曜日でもストリートマーケットをみながら、セント・オールバンズのメイン通りを散策することができます。
セント・オールバンズの時計塔
次はマーケット沿いを歩いて、時計塔(Clock Tower)へ。
セント・オールバンズ時計台は1405年に完成した、イングランドで唯一現存する中世の街の鐘楼です。
中世では、時計台のふもとで開催されるマーケットの開始時間などの合図として鐘が鳴らされたり、鐘の音が住民の帰宅の合図としても使われていたそうです。
時計台は£2で、中の見学と時計台の上へ登ることができます。
昔は2階スペースは商人が住んでいて、3階スペースに鐘を鳴らす人が住んでいたそうです。
93段の細い石の階段を登ると時計台の頂上に到着。
階段はとっても狭かったです。
時計塔の屋上の1つ下の階にはベルが。
時計塔の屋上から見えるセント・オールバンズの景気は一見の価値あり!お天気のいい日は絶対に登ることをおすすめします。
また、今でも鐘は動いており、私が行った際は12時にちょうど鐘が鳴りました。
時計台の頂上で、イギリスの歴史ある街並みと田舎景色を眺めながら鐘の音を聞けたのはとてもロマンチックでした。
時計台でセント・オールバンズの名所が網羅されている地図をもらうことができました。この地図をもらうためにも、時計台へはセント・オールバンズ観光の初めに行くことをお勧めします。
↓ こちらがもらった地図です。
セント・オールバンズに来たらワッフルハウスへ!
セント・オールバンズに来たらぜひ行きたいのが、The Waffle House!
とっても美味しくて、映える大人気のワッフル屋さんです。
時計塔からは素敵なイギリスの街並みを歩いて15分ほどです。
こんな可愛いお家に住むのが夢だな~と思うようなお家が並んでいる通りを歩いていきました。
近づいてくるとThe Waffle Houseの看板を発見!
小川の水の流れを利用した製粉工場がある場所がワッフル屋さんになったようです。
実際にワッフルに使われる小麦粉はこの製粉工場で製粉されているのでしょうか?
私が行ったのは日曜日の12時半過ぎくらいです。
まさにランチタイムで、行列ができていました。
列の進みが悪かったら今回はワッフルは諦めようかと思いましたが、案外列の進みが早く、20分ほどの待ち時間でした。お店のスタッフも列ができるのに慣れていて、対応が素早かったです。
大きな駐車場もあり、家族連れで車で来ている人も多かったです。
お値段はイギリスにしてはリーズナブルでした。
またワッフル生地をヴィーガン&グルテンフリー生地にしてもらうこともできました。
私が頼んだのは、ビーガンワッフル生地のホットアップルワッフルです。
一緒に行った私のパートナーはベシャメルチーズとキノコのワッフルを頼みました。
ウェブサイトでメニューも確認でき、また「本日のスペシャルメニュー」も用意されています。別メニューや日替わりメニュー(特に12時までのオーダーの朝食メニュー)を食べに、是非また行きたいワッフル屋さんです。
【The Waffle House情報】
住所:Kingsbury Watermill, St Michael’s St, St. Albans, AL3 4SJ
営業時間:月~木曜日9:30-16:30、金曜日9:30-17:00、土&日曜日9:00-18:00
ウェブサイト:https://wafflehouse.co.uk/
ベルラミアム・パークでローマ遺跡を見学
美味しいワッフルをペロッと間食した後は、ベルラミア公園を通ってセント・オールバンズの観光名所【セント・オールバンズ大聖堂】へ向かいました。
私がセント・オールバンズへ行った日は秋晴れのとっても気持ちがいい日でした。
公園内は紅葉し始めた木々や、池でアヒルやカモが泳いでいたりと、とってものどか。
ベルラミア公園内にはローマ人が建てた城壁が残っています。
ローマ時代は街は城壁に囲まれていて、これがその城壁の一部だったようです。
10世紀以降、セント・オールバンズに修道院や大聖堂を建てる際に石材が必要で、ローマ時代の城壁を壊して、それに使われていた石材を再利用したそうです。
そのため、ローマ時代の城壁は一部しか残っていないのだとか。
ベルラミア公園のセント・オールバンズ大聖堂側の出口を抜けると、八角形のかわいいパブがありました。なんだか、ハリーポッターのハグリッドの小屋を連想させます。
このパブは「イギリスで最古のパブ」と言われているそうですが、イギリス最古のパブと主張しているパブはイギリスにたくさんあるので、きっと最古ではないんだろうな、と思います。
中世には鳩小屋として使われ、17&18世紀には闘鶏場でもあったそうです。
セント・オールバンズ大聖堂は必見
ベルラミア公園を抜けて、セント・オールバンズの観光名所【セント・オールバンズ大聖堂】に到着です。
とっても立派。
そして大聖堂には、青地に黄色のクロスの「セント・オールバンズの旗」が飾ってありました。セント・オールバンズの旗は、セント・オールバンズの街の至ることろで目にすることが出来ます。
セント・オールバンズ大聖堂は外観も立派ですが、もちろん中も立派でした。
セント・オールバンズ大聖堂はイギリスで初めて聖人になった聖オールバンスの殉教場所として建てられた大聖堂です。
そのため、聖オールバンスを称えるお墓もありました。
大聖堂の内部には、珍しい中世の壁画も残されていました。イギリスの大聖堂に残されている中世の壁画の中で最も良い状態で残っているもののようです。
荘厳な作りで、きれいなステンドグラスも飾られていました。
私が個人的に面白いなと思ったのは、カラフルな像。
教会内の像でカラフルなものは今まで見たことがなく不思議な感じがしますが、もともと大聖堂などができた事にはカラフルだったものが褪せてなくなったという歴史を感じると、タイムスリップして昔の人が見ていたものを見ているようで、新鮮でした。
また、セント・オールバンズ大聖堂はイギリスの教会の中で最長の身廊があることでも有名です。全長85メートルもあるそうです。
セント・オールバンズ大聖堂で面白いなと思ったことのもう一つは、イギリスでイースターの時期に食べられている「ホットクロス・バン」というパンの前身がここセント・オールバンズ発祥だったということです。セント・オールバンズ修道院の修道士だったブラザー・トーマスがイースター前の聖金曜日に貧しい人々にパンを配給していたのが、「ホットクロス・バン」の始まりだとか。
St. Albans観光:まとめ
ロンドンからたったの30分で行ける歴史ある街【セント・オールバンズ】
日帰り旅行にピッタリでした。
ロンドンから日帰りで行けてイギリスの田舎町を堪能できる街はライ(Rye)などたくさんありますが、個人的にはセント・オールバンズが暫定1位のおすすめスポットです。
お手頃で気軽に行ける距離なので、またお天気のいい週末に行きたいなと思います。
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