マルタに語学留学へ行くとか、日本人の知り合いがマルタのホテルで働いているとか、ここ数年ちょくちょく留学や旅行先として聞くようになった「マルタ共和国」
マルタは昔イギリスによって統治されていたりしてので、イギリスに住んでいると「マルタに旅行してきたよ~」などと友人や同僚からより聞く機会が多いのかもしれません。
そんなマルタに行ってきました!
恥ずかしながら行くと決めるまではマルタの位置すらよくわかっていなかったのですが、ヨーロッパとアフリカ大陸の真ん中で、更に中東へと繋がる地中海に位置すると位置上、歴史のたっぷり詰まった島国で、最高でした。
4泊5日の私のマルタ旅行記をここに残しておこうと思います。
1日目:マルタ国際空港からホテル(スリマ地区)へ
ロンドン在住の私は、ロンドン北部にあるルートン空港からマルタへ行きました。
15:55発のライアンエアーです。
ロンドンからマルタへは3時間10分の旅。
マルタの方がイギリスよりも1時間時差の関係で早いため、マルタ到着は20時でした。
マルタ空港はとっても小さかったです。
コロナ後のマルタ入国
コロナ以降マルタでは18歳以上はワクチンを2回摂取後14日以上経過していないと入国できないルールになっていました。
ロンドン出発前NHSアプリで発行したワクチンパスポート的なものを見せて証明します。
入国審査後は、マルタ入国前に準備していたdeclaration formの提出が必要でした。どこに滞在するかなどを記載したものです。事前に準備を忘れても、カウンターに用紙があるので慌てなくて大丈夫です。ただ、時間がかかってしまうので事前準備をしておいた方がいいです。
また、マルタ入国24時間前までにEU passenger locator formをオンラインで申請しておかなければならないのですが、こちらは全く確認されなかったです。ただマルタ観光局のウェブサイトに必須と書かれているので、申請をしておいた方がいいと思います。私が申請したのは入国24時間前を切ってしまっていたのですが、問題なかったです。
空港からバスでバレッタにディナーへ
ホテルのあるスリマにどれ位レストランがあるのかがわからなかったので、ホテルへ向かう途中でバスを乗り換えるマルタの首都バレッタでディナーを取ることにしました。
マルタには電車が通っていないので、公共交通機関を使っての移動はバスになります。
空港からバレッタへのバスは結構出ているようでした。71、72、73番のバスなどがバレッタへ行きます。
バスの乗車料は夏に時期(6月中旬~10月中旬)は乗車券1枚2ユーロです。冬の時期は1.5ユーロと安くなるようです。
コンタクトレス決済の出来るクレジットカードやデビットカードで支払いが出来るようですが、なぜかカードがうまく認識されず現金で支払うことになりました。他の旅行客もカード支払いに苦労しているのを旅行中に何度か見かけたので、現金を用意していくことをオススメします!
マルタ空港からバレッタまではバスで20分程。
マルタのバスはイギリスのバスよりかなりスピードを出すうえ、街灯が少ないので、暗闇の中スピードを出すバスが少し怖かったです。
バレッタの到着後噴水を越えて、バレッタシティーゲートを越え、バレッタ市内へと向かいました。到着したのは21時頃でしたがまだレストランも開いていて街中は賑わっていました。
お腹が空いていた私達は割とすぐ見つけた「I M pasta」というレストランへ行きました。私はビーガン、彼はベジタリアンなので、私達が食べられる物があるレストランです。
二人ともパスタを注文。混んでいた為か料理が来るまで結構待った印象です。
お味も正直言うとまぁまぁ。
ベジタリアンじゃなければ美味しいのかな?
取り敢えずお腹も空いていたし、これ以上遅くもなりたくなかったので、コレはこれで良かったです。
ただ、またこのレストランに行くかと言われたら、微妙。でも好きなパスタの種類を選べたのはよかったです!
バレッタからスリマのホテルへ
マルタのバスチケットはチケット購入から2時間以内なら乗り換えができる時間制のチケットなので、ディナーを食べた後バス停へ直行しました。
空港発のバスを乗ってから2時間以内でディナーを済ませ、バレッタからホテルのあるスリマまで行くバスに乗る事が出来ました。
バスは13、14、16番などたくさん出ていました。
バレッタからスリマへはバスで17分程です。
スリマに着いたらホテル地区の為か、レストランやバーが沢山ありました。バレッタでご飯を食べなくてもスリマでもいろいろチョイスがありそうです。
ホテルはKennedy Nova Hotelというホテルに宿泊しました。チェックインの際のスタッフがちょこっと日本語ができるようで、「日本人ですか?」「こんにちは」と挨拶してくれました。もう、22時過ぎですけどね。
お部屋もキレイで、冷房付きなので真夏でも快適です。ダブルベットではなくシングルベットが2つ寄り添っているお部屋でした。
1日目は以上。
翌日に備えて就寝です。
2日目:マルサックスロックとセントピーターズプール
2日目はマルサックスロックとセントピーターズプールに行き、夕方からバレッタ散策をしました。
日曜日のマルサックスロックへ
この日は日曜日。マルサックスロックというマルタ島の南側で日曜日だけのマーケットが開催されているとの事で、行ってみることにしました。
ホテルは朝食付きのプランだったのでホテルで朝食を済ませ、いざ出発!
スリマからマルサックスリロックへはバス1本で行く事ができないようだったので、どうせならマルタを満喫しようと、スリマからバレッタまではフェリーに乗ることにしました。
バレッタースリマ間のフェリーは30分に1本の間隔で出ていて、片道1.50ユーロです。往復だと2.80ユーロです。
スリマからのフェリーで見えるバレッタは綺麗なので、スリマに滞在する方みは是非フェリーの利用もオススメです。
バレッタからマルサックスロックへは82番のバス1本で行けます。バスは30分に1本で、乗車時間は約30分です。
日曜日のマーケット開催に合わせて観光客が沢山向かうため、バス停にはすごい数に人が並んでいました。
バスに乗り切らず、後方で待っている人は次にバス待ちになってしまった程です。日曜日にバレッタからマルサックスロックへバスで行く方は、バスの時間ギリギリにバス停へ行くよりも早めに行った方がいいかと思います。
また、満員のバスでほぼ全員がマルサックスロックまで行くため、バレッタのバスターミナルを出発後殆どのバス停には止まりませんでした。途中から乗車を考えていてもバスが止まらず乗せてくれない可能性が大いにあるので、マルサックスロックへ行く際はバレッタのバスターミナルから乗車した方がいいと思います。
マルサックスロックに到着すると、マーケットがズラーっと並んでいました。地元の人が買うような日用品からお魚のお店が殆どです。
また海にはマルタの伝統的なカラフルなルッツと呼ばれる漁船がたくさん!
色がとっても可愛かったです。私達はベジタリアンなので、フィッシュマーケットには興味はなく、このカラフルなルッツを見に来ました。
天然プール·セントピーターズプール
マルサックスロックから歩いて20~30分ほどの場所に、セントピーターズプールという天然のプールがあります。ビーチではない海です。
Googleマップで見た写真が綺麗だったので、ここに海水浴に行きました。
マルサックスロックからの道のりは道路にサインがあったので、それを辿れば大丈夫です。
暑い中丘を超える感じの道のりでしたが、行った甲斐がありました。
こんな天然のプール見たことない!!
そして9月末行ったにも関わらず、かなり暑く水も全然冷たくなかったです。
天然の飛び込み台の様な場所もあるので、勇気のある若者たちは飛び込んでいました。
人生の中でインスタグラムで見るような天然プールで泳ぐ事があるとは思っていなかったので、感動です!! 楽しすぎてかなりはしゃいでしまいました。
ここには特にシャワーや更衣室、コインロッカーなどは無かったです。タオルに包まりながら着替えて、貴重品などはカバンに入れたままで海に入りに行ってしまいました。ちょっと心配でしたが、みんなそうしているようでした。
寒がりな私が9月末に海で楽しい思い出を作れると思っておらず、最高の思い出になりました。
こういう天然プールはあまり日本にないと思うので、本当にオススメです!
マルサックスロックでランチ
1時間程セントピーターズプールで遊んだ後はマルサックスロックに戻ってランチにしました。
この時点で2時近かったのですが、レストランはどこも結構いっぱいでした。フィッシュマーケットを見に来て、そのままお魚料理をマルサックスロックで食べるのが定番の様です。
ただ私はお魚を食べないので、ピザを食べることに!
しかしここのピザが残念な事に美味しくなかった‥
正直今までの人生で食べたピザの中でかなりの下位を争うピザでした。自分で作った方が美味しいのではというレベル。
生地は美味しいのですが、トマトソースがこれだけ?という位しかのっていない上、それ以外の具材も味がない。
テーブルに塩やチリオイルなどが置いてあれば良かったのですが、そういった物もなくかなり乾燥したパンでした。
う~ん、残念。今のところのマルタでの料理はイマイチです。。。
マルサックスロックからバレッタへ、バレッタ散策
遅いランチを食べた後は、バレッタへバスで戻りバレッタ散策をしました。
バレッタの碁盤の目のようになっている通りのうち、真ん中の大通りを通り抜け、半島の先端にある要塞までまず歩きました。
道すがら、どこどこの国の十字軍がいた場所や聖ヨハネ准司教聖堂などの前を見学しながら、要塞まで行きました。
要塞は日曜日の夕方だったので閉まっていたのですが、外から覗き見程度に見学。外から覗く程度でも本当にこれがマルタやヨーロッパを守っていたんだなという事が感じられました。
要塞をみた後は、右手に回るよう半島の東半分の海沿いを歩く様に元に戻りました。海を挟んだ別の半島にあるスリーシティーズを眺めながら歩いていくと、ウォーターフロイトへたどり着くことが出来ます。
ウォーターフロイトはトリップアドバイザーで人気だったので行ってみたのですが、高級なレストランなどが並んでいて、長期滞在の観光客が優雅に食事をする様な場所かなと思いました。
ちょっと私達はマーケット対象外感があったので、バレッタの中心部へ戻ることに。
バレッタの中心部に戻ると、水泳もしてたくさん歩いた1日なのでクタクタ。ちょっと1杯休憩することに。
マルタで飲みたいKinnieとCisk
暑い中歩いていたので、ちょっと一杯。
ここでマルタならでは飲み物を嗜んでみました。
それはKinnie(キニー)とcisk(チスク)です。
まず、Kinnieはマルタのソフトドリンクです。炭酸の入った飲み物ですが、ビターオレンジ味で、ノンアルコールカクテルのようなほろ苦さがありました。
お子様向けというよりは大人向けなソフトドリンクです。暑いマルタで甘ったるい飲み物はあまり飲みたくありませんが、Kinnieのこのほろ苦さがちょっと癖になり、美味しかったです。
ただマルタの飲み物(ソフトドリンク)はいつも瓶で出てきて、容量250mlとやや少なめ。暑いからガブガブ飲みたいのにちょっともの足りなさがありました。
もう一つマルタで飲みたい飲み物はCISKです。
こちらはラガービール。私はお酒が飲めないのですが、飲んだ彼に感想を聞くと、暑いマルタでの喉越しのいいラガービールのCISKは美味しかったそう。お酒を飲む方は是非お試しあれ!
ディナーはインド料理
ベジタリアンの私達には結構お店探しが大変でした。パスタもピザも食べたのでイタリアン以外がいいよね、と探すとあまり選択肢が多くなかったです。
そしてお昼のピザが美味しくなかったので美味しいものがいいよねという事で、インド料理やさんへ行くことに。
だってインド料理屋さんって絶対ベジタリアン料理あるし、イギリスのインド料理屋さんってハズレがないから。
Naan barというオシャレなインド料理屋さんへ行きました。Naan barという名前から何を気軽に食べられるカジュアルな感じかなと思ったら、まさかのインド料理×バーの様なちょっとお洒落レストランでした。
お値段はちょっと高め。でもその分量が結構ありました。カレーとは別に2人でライスとナンを1つずつ頼んでシェアしたのですが、ライス1つだけにすれば良かった感じです。
お味の方は、薄い‥
インド料理ってたくさんスパイス効いてて、スパイシーなのが定番だと思うのですが、味が薄い。インド料理で薄味を初経験しました。
値段がそれなりにした分残念でした。
マルタってランチのピザといい薄味なのかな?
マルタでまだ美味しいご飯にありつけないね‥と彼と二人で残念な気分になりました。
バレッタからスリマへ歩いて帰る
この後はバレッタからスリマまで歩いて帰りました。ディナーでお腹が一杯だったのと、夜涼しくなってから歩くのは気持ちが良かったです。
歩いて1時間弱ほど掛かりました。
マルタの道路には街灯が少ないので暗い道もあったので、彼と一緒じゃなきゃ絶対歩かなかったと思います。
でも夜になるとネコちゃんをたくさん見かけることが出来ました。マルタにはたくさん野良猫ちゃんがいるようです。
地元の人が猫に餌を上げに来ていたり、公園のような場所で子どもが夜の9時頃にも関わらず遊んでいたり、地元のひとの生活を垣間見ることが出来ました。暑いから子どもも夜にならないと元気に走り回れないのかな?
マルタ旅行記前半
私のマルタ旅行記の前半はこんな感じです。
長くなったので、また別途綴ります。
マルタ旅行前半は美味しいご飯に出会えず、ずーと味のない料理なのかなと思って不安でした。さて、マルタ料理はメンツを挽回出来るのか?
マルタ旅行後半は、歴史あるマルタをもっと満喫していきます。