最近毎週見るのを楽しみにしているイギリスのテレビ番組があります。
その名も『The Apprentice』!
まだ観始めたばかりですが、 私がハマっていて毎週楽しみにしているイギリスのテレビ番組『The Apprentice』をご紹介します。
『The Apprentice』
『The Apprentice』はイギリスの国営放送BBCで放送されて いる、リアリテイー番組です。 ビジネススタイルのリアリティーゲーム番組です。
意欲的なビジネスパーソンが集まり、ビジネスに関連した挑戦をしながら競争をしていきます。いくつものタスクが与えられ、タスクが終了するごとに少なくとも一人のビジネスパーソンが離脱していき、最終的に優勝者を決めます。
アメリカの同名のテレビ番組を基に作成されたそう。
そんな『The Apprentice』。イギリスでの放送は、もう今年で15シリーズ目だそうです。毎年秋に新シリーズが始まり、シーズン15は2019年10月2日から始ました。
イギリスでは毎週水曜日、21:00からBBC1で放送されています。
番組の構成
番組のタイトルにもなっているApprenticeは実習生や見習い、徒弟、初心者といった意味の英単語です。
一般応募から選ばれたビジネス運営に熱心な18名の若者が、毎週ビジネスの成功者シュガー卿(ロード·シュガー)から与えられたタスクに挑戦します。毎週タスクが終了ごとに、少なくとも1名がロード·シュガーから脱落を宣言されます。
全部で12回。12のタスクを終えるまで脱落せず、生き残った人が優勝者となります。
優勝者には£250,000がロード·シュガーから投資されます。優勝者がそのお金でやりたかったビジネスを行い、ビジネスで得た利益の50%をロード·シュガーに還元する事になっています。
2チームで対抗
毎週シュガー卿から出されるビジネスに関連したタスクは、2チームに分かれて挑戦をします。
同じタスクが2チームに与えられ、どちらがよりビジネスとして収益を上げたかを競い合います。
収益の低かったチームの中から、脱落者が決定します。
収益の低かったチームのリーダーと、最も収益を上げるのに貢献をしなかったとリーダーによって判断された2名が、最終的にシュガー卿と面談をし、シュガー卿が脱落者を決めます。
様々なビジネスタスク
シュガー卿から出されるお題は様々です。しかしどのタスクももちろんビジネスです。
例えば、チームでアイスキャンディーを考え作成して販売し、売上金額を競い合います。
通常のバージョンのアイスキャンディーとプレミアムバージョンのアイスキャンディーを考え出し、コストや販売価格、利益率をチームで相談しながら決めます。
その後は実際の販売です。
大量に購入してくれる企業やレストランに売り込み、交渉します。企業に売り込む以外にも公園などでの路上販売もして、個人のお客さんへの販売能力も試されます。
ビジネスなので、売れる製品をなるべく安いコストで作り、売れる価格設定をし、優れたビジネス交渉や販売能力が重要になります。またチーム対抗戦でもあるので、同時にチームワークも試されます。
シュガー卿から与えられる毎週のタスクは、アイスキャンディーの販売のほかに、ある特定の年齢をターゲットにしたおもちゃの企画と販売や電動自転車の販売など、的確なマーケット層を判断して製品を考え出し、 的確な交渉術と商品のプレゼンテーションで販売数を獲得するタスクなどがありました。
そのほかにも、販売する技術だけでなく仕入れをする技術が試されるタスクもあります。
The Apprenticeの見どころ
人間模様が面白い
ビジネスに熱心な若者達が自分の計画しているビジネスへの投資を受けるために競い合う番組なので、個性の強く、自信家達が集まっています。
その為その人間模様は観てておもしろい!
更にチーム対抗戦なので初めはチームで勝てる様にお互いに協力する場面も見られるのですが、チームが負けた事がわかると、チームメンバー内の対人関係が悪化。
一緒にタッグを組んでいたチームメンバーから最低一人が離脱することになるので、「自分達のチームが勝てなかったのは、あいつのせいだ!」と、お互いを攻め合います。
突っ込みたくなるおバカ具合
熱意があるビジネスパーソン達が集まるこのTV番組ですが、集まっている出演者は熱意があるだけではありません。
どこから来ているかわからない自信もあります。
ビジネスを自分で始めたばかりの自信家な若者ばかりが集まっている為、観ていてツッコミたくなる箇所がいくつかあります。
社会人経験の短い私でも、商品とマーケットターゲットが一致していない事が分かるほどの商品を作っていたり、商品とそれを宣伝する広告が全然マッチしていなかったり、この交渉はどうなの?って思うものもたくさんあります。
でもその若者のおバカっぷりがこの番組のおもしろいところです!
決め台詞「You are fired」
番組の決め台詞「You are fired」が言われるタイミングがなかなかハラハラするんです!
タスクで負けたチームのリーダーと、最もチームが負けた責任に加担したとチームリーダーに選ばれた2名が最終的にシュガー卿と面談をします。
この中から誰のせいでチームが負けたのか攻め合い、最終的にチームが負けた理由を作った人物であり、今後シュガー卿がビジネスパーソンとして一緒に仕事をすることはないと決めた人物に「You are fired(お前を解雇だ)」と言い渡されます。
この瞬間がなかなかのハラハラ具合で観ていて面白いです。
アメリカ版のこの番組では今まで、シュガー卿のポジションはドナルド・トランプだったんです!
トランプがやってた時のアメリカ版『The Apprentice』を観てみたいです。
ビジネスの勉強になる
考えればわかるような事もありますが、実際にこういったビジネスをしたことの無い私にとってはビジネスの勉強になります。
仕入れの値段交渉の際に最初から販売元相手にいくらで売りたいか聞くのは、相手が売りたい様にコントロールを取られてしまうなどなど。
当たり前でも実際にビジネスする際に、とっさの状況だったら難しいだろうなとも思う事がたくさんあります。
事務仕事をしてきた私にとっては、ビジネスと言うものをより考える機会にもなりました。
強烈なビジネスに熱心な若者が、シュガー卿からの投資を受けて自分のビジネスをする為に、一生懸命競う番組『The Apprentice』
ツッコミたくなるシーンもたくさんで、気軽に観れる面白い番組です。
日本では協調性が大事だと小さい頃から教わってきたので、こういう番組は観れなさそうだなって思います。
毎週水曜日は『The Apprentice』を観るのが楽しみです!
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