少し前になりますが、北イタリアに行ってきました。
メインの目的地はイタリア最大の湖「ガルダ湖」ですが、北イタリアは移動がしやすく、また電車代もイギリスと比べてリーズナブルだったため、いろいろな場所に行きました。
- 北イタリア観光:旅程
- ロンドンからミラノへ
- ミラノマルペンサ空港からミラノ市内へ
- ミラノで夕食:一番おいしかったマリナーラ
- ミラノ半日観光
- ミラノからガルダ湖のシルミオーネへ
- ガルダ湖シルミオーネ滞在ホテルResidence Nuove Terme
- ガルダ湖半島シルミオーネを滞在先に選んだ理由
- ガルダ湖シルミオーネへ
- 【北イタリア旅行記①】ミラノからガルダ湖へ
北イタリア観光:旅程
今回は全部で8日間のホリデーでした。
旅程はこちら ↓
1日目:ロンドンからミラノへ
2日目:ミラノ半日観光→ガルダ湖(シルミオーネ)へ
4日目:ガルダ湖東側観光(マルチェジネ、バルド山、ラツィーゼ)
5日目:ベローナ&ヴェネツィア観光
6日目:ガルダ湖のシルミオーネ観光→ミラノへ
7日目:ミラノ観光
8日目:コモ湖観光→ロンドンへ
旅行のハイライトを決められないほど、どこもとっても良かったです!
ロンドンからミラノへ
ロンドンからミラノまでは、ロンドンのスタンステッド空港発のRyanairでミラノマルペンサ空港まで行きました。
土曜日の14:40発の飛行機で、ミラノまで約2時間(現地到着は17:20)のフライトです。
EU内やイギリスのパスポートを持っていると、オンラインチェックインで搭乗券が発行されますが、日本のパスポートはオンラインチェックインをしていてもパスポートやイギリス滞在のビザのチェック等があり、スタンステッド空港でチェックインカウンターへ行く必要がありました。
機内預け荷物がなくても、チェックインカウンターへ行く必要があるので、少し余裕をもって空港へ着くことをお勧めします。私は出発時間の2時間前に空港に着きました。夏のハイシーズンからは外れているためか、カウンター待ち時間は少なく、ちょうどいい時間帯でした。
チェックインやセキュリティーチェックなどが終了し、いざ搭乗!
しかし、私たちの便は30分ほど遅延していました。Ryanairで往復で£35程だったので、仕方ないですね。
ミラノマルペンサ空港からミラノ市内へ
ミラノマルペンサ空港に到着後はパスポートコントロールを通り、いざ外へ。
空港は市内から離れているので、ミラノマルペンサ空港空港からバスに1時間ほど乗りミラノ市内へ行きました。
空港の出口を出たすぐのところに、ミラノ市内行きのバス乗り場があります。
チケットはバスの運転手から購入可能で10ユーロです。現金があった方がいいです。
ミラノ側では、ミラノ中央駅が終点です。
ミラノ中央駅はとっても立派でびっくりしました。
内装もとっても荘厳です。
ミラノ中央駅を真正面から見るとこんな感じ。
ミラノで夕食:一番おいしかったマリナーラ
バスでミラノ中央駅に着いてからは、ディナーを食べられそうなレストランを探しつつホテルへ向かいました。
どのレストランがいいのか悩みながら歩いていると、決められないままホテルの近くまで来てしまいました。
そこでホテルの近くにあったレストランへ行くことに。
中心部から離れているため、お客さんはローカルな人たちが殆どのレストランでした。
私はビーガンなので、動物製品を食べないのですがマリナーラピザ(チーズなしのトマトソースのピザ)が食べたかったのですが、入ったレストランにはマリナーラがない!
ですが、マリナーラを作ってもらえるか聞いたところ、マリナーラの注文を受けてくれました。
ここで食べたマリナーラはとっても美味しくて、実は人生で食べたマリナーラの中で一番!と思うほどでした。マリナーラの中でベストなだけでなく、今回の旅行中に食べた食事の中で1番かも!と思うほどおいしかったです。
ピザの他に、パスタや魚料理、肉料理などある、一般的なイタリアン料理レストランでした。値段もローカルな人が普段行くようなリーズナブルな価格でした。
ミラノの中心部から離れているのであまり行く機会がないかもしれませんが、もしお泊りのホテルが近くでしたら、おすすめします。
ディナー後はホテルに行って、休暇1日目が終了です。
ミラノ半日観光
ホリデー2日目はミラノを半日観光し、その後今回の旅の目的地「ガルダ湖」へ行きました。
1泊目に留まったホテルは「Hotel Mayorca」
古いホテルでしたが、1泊だけですし安かったので満足です。
ホテルを出て、観光名所がたくさんあるミラノの中心部へ向かいました。
歩いている途中でスーパーを見つけ、朝食を購入。
イタリアらしいフォッカチオをいただきました。本当は温めて食べるようですが、温めなくてもおいしかったです。
ミラノの中心部に来ると、ドドーン!
ミラノ大聖堂がとってもかっこよかったです。よく見るととても細かく装飾がされているにも関わらず、こんなにも大きく存在感のあるものに圧倒されました。
確かに昔の人がこんなものを見たら、神様を信じるのも納得がいくなと。
ドゥオーモに背を向けて右手を見ると「ヴィットリーオ・エマヌエーレ2世のガレッリア」と呼ばれるアーケード街があります。
ディズニーランドの入り口のお店がたくさんあるエリア「ワールドバザール」のモデルになった場所です。
まさに私がイメージするオシャレなミラノ!高級店が軒を連ねていました。
ヴィットリーオ・エマヌエーレ2世のガレッリアを通り抜けて、通りに出ると有名なオペラハウス「スカラ座」がありました。
外観はそれほど豪勢だったり、大きくありませんでした。でも、きっと中は素敵なんだと思います。
スカラ座の外観を見学後は、「スフォルツェスコ城」へ。
16世紀のミラノの地図が飾られていたのですが、当時はミラノは要塞で囲まれた都市でした。「スフォルツェスコ城」はその要塞の一部だったようです。
「スフォルツェスコ城」の内部は現在、美術館として一般公開されています。
ミケランジェロやダヴィンチの作品も展示されているので、美術に興味がある方は必見です。
ミラノからガルダ湖のシルミオーネへ
ミラノ観光を半日で終了させ、ミラノ中央駅からガルダ湖での滞在先、シルミオーネへ向かいました。
シルミオーネには電車の駅がないため、近くのペスキエルダ・デル・ガルダ駅まで電車で行き、そこからバスでシルミオーネまで行きます。
ミラノ中央駅からペスキエルダ・デル・ガルダ駅まで行く方法は2つ
- 高速鉄道・・・乗車時間は1時間で、片道€25程
- ローカル線・・・乗車時間は1時間半で、片道€11
私たちはローカル線を使いました。
高速鉄道とローカル線を合わせると、電車は20分おきくらいにあります。ローカル線は1時間に1本でした。
電車の時刻や料金はこちらのサイトを使って確認していました ↓
乗った電車はこんな感じです。
ペスキエルダ・デル・ガルダ駅に到着後はバスでシルミオーネへ向かいます。
バスのチケットはペスキエルダ・デル・ガルダ駅のバスチケット販売機で購入することができるようです。しかし、私たちが行った際はバスチケット販売機が壊れていました。
バスの運転手さんからバスでチケットを購入することも可能です。
ただし、バスでチケットを購入すると券売機で購入するより€0.80程、値段が高くなります。
またペスキエルダ・デル・ガルダ駅にはコインロッカーもありました。
ミラノなどから日帰り観光する方や、ペスキエルダ・デル・ガルダ周辺滞在でホテルをチェックイン・アウト前後で利用することができます。
ペスキエルダ・デル・ガルダ駅からシルミオーネまでのバスは1時間に1本だったため、少しペスキエルダ・デル・ガルダを見学しました。
こじんまりとした、可愛らしい絵になる街でした。
ガルダ湖に宿泊はしないけれど、日帰りで来た人も多くいそうです。
こういう色のお家ってイタリアや地中海っぽいですよね。
そして、ガルダ湖!お天気はイマイチでしたが、それでもキレイ!
この後無事にシルミオーネにある、ホテルの近くまでバスで移動しました。バス乗車時間は15分ほどです。
ガルダ湖シルミオーネ滞在ホテルResidence Nuove Terme
今回のガルダ湖でのホリデーで選んだ滞在先はResidence Nuove Terme
ガルダ湖半島シルミオーネから少し離れた場所ですが、評価がとっても良かったのでこちらに滞在しました。
口コミのとおり、本当にここに滞在して大正解でした。
こちらはホテルではなく、アパートのようなレジデンスです。キッチンもあり、長期滞在でずっと外食だと疲れてしまう人や、家族旅行でゆっくりしたい人にとってもおすすめです。
食器や調理器具、洗剤やスポンジ、食洗器までついていました。
キッチンダイニングはこんな感じです。
ソファーはソファーベッドなので、家族連れで子供はここで寝るなんてこともできるようです。
Residence Nuove Termeはレビューでホスピタリティーが特に高評価だったのですが、その秘訣がお部屋に入ってみると分かりました。
「Residence Nuove Termeを選んでくれてありがとう。素敵な滞在になりますように。ほんの気持ちですが、クッキーをどうぞ!」とクッキーやコーヒー・紅茶に入れるミルクが置かれていました。
また、イタリアらしくエスプレッソマシーンもありました。
ネスプレッソのポッドも用意してくれていて、朝食とともにエスプレッソを飲めて素敵な休暇の朝食時間を味わうことが出来ました。
ベッドルームはこんな感じです。
ガルダ湖は家族で1週間など長めに滞在する旅行客が多いようで、こういったアパートタイプの滞在先がたくさんありました。私たちもこちらに4泊しました。
Residence Nuove Termeのオーナーはとってもフレンドリーで親切だったのも、この滞在先をおすすめする理由です。ビジネスではなく、ホスピタリティーがどういうものかを実感させてくれるアパートでした。
また、ここの目と鼻と先にスーパーマーケットがあるのもとても便利でした。
滞在中の朝食をPennyというスーパーで調達していました。
Residence Nuove Termeの場所はこちら↓
ガルダ湖半島シルミオーネを滞在先に選んだ理由
今回ガルダ湖にたくさん町がある中で、滞在先に選んだエリアはシルミオーネです。
どの町もかわいらしくてどこに滞在するか悩んだのですが、理由は主に2つ。
- 世界遺産がある
- 車が無くてもアクセスしやすい
ガルダ湖には、主にドイツからたくさんの観光客が訪れ、多くの人が車で来ているようです。車があればガルダ湖畔にあるたくさんの街を効率よく回れます。
しかし車のない私たちは、車が無くてもアクセスしやすいとおすすめされていたシルミオーネに滞在することにしました。
シルミオーネはガルダ湖の南側にある突き出た細長い半島です。
ガルダ湖シルミオーネへ
滞在先のアパートにチェックイン後は少しゆっくりし、まず翌朝の朝食を調達するためアパートのすぐ隣のスーパーへ。Pennyは夜8時までしか開いていないようなので、早めに行っておきました。
その後は、早速シルミオーネの街へ出陣!
シルミオーネをちょっと観光し、ディナーを食べようと思います。
滞在先のResidence Nuove Termeがシルミオーネの半島に入る手前くらいに位置していて、シルミオーネの中心部までは歩いて45分くらいでした。
お天気も良かったので、観光も兼ねて行きは歩いて行くことに。
細長い半島のシルミオーネですが、一番細い部分は幅約100メートルだとか。
湖に面してホテルがたくさんあるので開けてガルダ湖を見ることは難しいのですが、右手にもガルダ湖、左手にもガルダ湖を垣間見れて、半島の幅がかなり狭いことを確認できました。
そしてついにシルミオーネに到着!
到着してすぐに待ち構えているのは「スカリジェロ城」です。
カッコいいです!
この日は街の雰囲気を楽しみむために行ったため、スカリジェロ城内には入らず外観のみ見学。
シルミオーネの街並みは歩いているだけで、本当に素敵でした。
細く入り組んだ小道もたくさんありました。
ガルダ湖で人気の街なので、お土産屋さんもたくさんあります。
ガルダ湖を眺められる広場もいくつかあり、その広場にはレストランがたくさん。
歴史あるカラフルな建造物とお花が絵になる。
シルミオーネがある半島の先端には1世紀ごろから栄えたローマ時代の遺跡「カトゥルス洞窟」があります。
今回は時間も遅く「カトゥルス洞窟」にはいかなかったのですが、せっかくなのでシルミオーネの半島の先端まで行ってみました。
行く道はちょっと丘を登たり下りたりと大変でしたが、ちょうど夕暮れ時で素敵な夕日に感動しました。
夕日を眺めた後は、ディナーへ。
いくつかのレストランのメニューを見て『San Lorenzo Restaurant』に行きました。
オシャレなテラス席でディナーを食べるのにちょうどいい気候でした。
私が食べたのはパスタ・アラビアータ。野菜も食べたかったので、グリル野菜をサイドメニューから選択しました。
程よい辛さのアラビアータでおいしかったです。
ディナー後はすっかり日が暮れていました。
夜の「スカリジェロ城」はライトアップされていて、カッコいい!
滞在先のアパートへは、シルミオーネの半島を走っているシャトルバスを利用しました。
シャトルバスは事前に券売機やインフォメーションセンターで購入していると、1回の乗車は€1です。バスの運転手さんからチケットを買うと€1.50でした。
シルミオーネの街への入り口の門の外にシャトルバス乗り場があります。
チケットはインフォメーションセンターで購入することが出来るのですが、夕食後はインフォメーションセンターが閉まっていたので、バスの運転手さんからチケットを買いました。
シルミオーネにはシャトルバスや普通のバスがあるので、車のない観光客でも観光しやすいと言われているのかと思います。
【北イタリア旅行記①】ミラノからガルダ湖へ
北イタリア旅行の1日目と2日目はこちらで終了。
旅の始まりは、ロンドン→ミラノ→ガルダ湖へと移動が多めですが、移動が多い中、ミラノ半日観光とガルダ湖のシルミオーネを1日で観光できたのも驚きです。
旅はまだまだ始まったばかり!3日目以降も北イタリアを満喫していきます!