ビートルズはイギリス・リバプール出身ですが、ロンドンにもアビーロードをはじめたくさんのビートルズゆかりの地があります。そんなロンドンにあるビートルズゆかりの地を巡るお散歩をしてきました。
ということで、ロンドンにあるビートルズゆかりの地巡りウォーキングコースをご紹介します。
- ロンドンにあるビートルズゆかりの地巡りウォーキングコース
- アビーロード・スタジオ
- London Beatls Shop
- 「A Hard Day's Night」の撮影で使われたマリルボーン駅
- ポール・マッカートニーが2度結婚したThe Old Marylebone Town Hall
- 3人のビートルズが住んだ場所 34 Montagu Square
- ビートルズのブティックショップ 94 Baker Street
- 名曲も生まれたスキャンダラスな部屋 57 Wimpole Street
- MPL communications - 1 Soho Square-
- 「ヘイ・ジュード」が録音されたトライデント・スタジオ
- NEMSオフィス
- 「ビートルマニア」の言葉が生まれたロンドン・パラディウム・シアター
- ポールとリンダが出会った場所「The Bag’s O'Nail club」
- ビートルズが最後のライブパフォーマンスをした場所
- ロンドンのビートルズゆかりの地巡り【完全攻略版】まとめ
ロンドンにあるビートルズゆかりの地巡りウォーキングコース
ロンドンにあるビートルズゆかりの地巡りコースで、私が参考にしたのはこちらです。
Beatles London Walking Tour (Self Guided), London, England
上の地図を参考にしたのですが、こちらはロンドンにあるビートルスゆかりの地で最も有名なアビーロードが入っていないので、オリジナルで追加してみました。また、たまたまだったのですが、私はこちらで紹介されている順序よりも終わり方が気持ちのいいビートルズゆかりの地巡りができたので、その順序でご紹介したいと思います。(地図が2つになってしまったのですが、1→2の順で見ていただければ大丈夫です)
ロンドンにあるビートルズゆかりの地巡りウォーキングコース地図1
ロンドンにあるビートルズゆかりの地巡りウォーキングコース地図2
アビーロード・スタジオ
世界で最も有名と言っても過言ではない音楽スタジオ「アビーロード・スタジオ」
ビートルズが収録を行った音楽スタジオです。ビートルズのファンでなくとも、あの有名なビートルズが横断歩道を渡っているジャケット写真に見覚えがある方が多いと思います。このスタジオがある通りの名前がアビー・ロード(Abby Road)です。
実はこのスタジオ、ビートルズがアルバム『アビーロード』を発売するまでは、「EMIレコーディングスタジオ(EMI Recording studio)」という名前でした。ビートルズが1969年にスタジオの前の通りの名前を付けたアルバムを発売後、その人気からスタジオ名が「アビーロード・スタジオ」に改名されました。ビートルズの人気ぶりがうかがえます。
世界中からこの有名なアビーロード・スタジオを見るために多くの観光客が訪れます。アビーロード・スタジオの壁には訪れた観光客によってサインがされていて、それ自体にも歴史を感じ、圧巻です。
スタジオの隣にはアビーロード・スタジオ・ショップもあり、ビートルズ関係のお土産を探している方にはぴったりの場所です。
London Beatls Shop
ロンドン・ビートルズ・ショップはシャーロックホームズ博物館のすぐ隣にあるお土産屋さんです。名前からもわかるとおり、ビートルズ関連グッズのみのお土産屋さんです。ビートルズグッズのお土産を買いたい方にオススメ。
「A Hard Day's Night」の撮影で使われたマリルボーン駅
続いては映画「A Hard Day's Night」の撮影で使われたマリルボーン駅です。映画の始まり部分で、ビートルズがファンの女の子たちに追いかけられ、その後電車に乗るシーンがマリルボーン駅(Marylebone station)で撮影されています。
マリルボーン駅正面に向かって右側にある細い小道 Boston Place(ボストン・プレイス)が実際にビートルスのメンバーがファンに追いかけられながら走って撮影された場所です。
ポール・マッカートニーが2度結婚したThe Old Marylebone Town Hall
マリルボーン駅から徒歩5分ほどのThe Old Marylebone Town Hall(旧マリルボーン役場)はポール・マッカートニーと彼の1人目の奥さんであるリンダ・イーストマンが結婚した場所です。また、ポールの3番目の奥さんで現在の奥さんでもあるナンシー・シェベルと結婚した場所でもあります。2人の奥さんと同じ場所で結婚するなんて、ちょっと複雑。。
そしてMarylebone Town Hallはリンゴ・スターが結婚した場所でもあります。
現在のMarylebone Town Hallは2018年に改装されたばかりで、建物自体はポールやリンゴが結婚をした建物ではなくなってしまっていますが、ロンドンにあるビートルズゆかりの地として欠かせない場所です。
3人のビートルズが住んだ場所 34 Montagu Square
34 Montagu Squareにはブループラークと呼ばれる、著名な人が住んでいたり、有名な事件が起こった場所を歴史に残すため記すマークがついています。ただこの34 Montagu Squareにあるブループラークには、「ジョン・レノンとオノ・ヨーコが住んだ場所」としか記されていません。
しかし実はこの場所、すごいんです。3人のビートルズに関連がある場所なんです。
34 Montagu Squareはリンゴ・スターが1965年に購入したおうちです。その後彼はこのおうちをポール・マッカートニーに貸します。そしてさらに1968年からはジョン・レノンが住みました。
ビートルズの3人に関連がある場所ですが、なぜジョン・レノンの名前だけがブループラークになっているのか、少し疑問に感じました。調べてみると死後20年経っている、もしくは生誕100年経っている人しかブループラークを作ってもらえないそうです。34 Montagu Squareは3人のビートルズにゆかりの場所ですが、ジョン・レノンだけが亡くなっていて、20年以上経っているので公式にここに住んでいたと記されています。
ジョン・レノンのオノ・ヨーコの有名なヌード写真が撮られたのは、まさにこの場所です。
ちなみにジミー・ヘンドリックスもここに住んでたことがあるそうです。
ビートルズのブティックショップ 94 Baker Street
シャーロックホームズで有名なベーカーストリート(Baker Street)はビートルズのゆかりの地でもあります。
ポールマッカートニーが「美しい人が美しいものを買える美しい場所」と称して、ここにビートルズのブティックが1967年にオープンしました。しかし、熱狂的なビートルズファンのお客さんやスタッフが商品を盗んでしまうことが続き、わずか8か月でお店を閉めることになります。
お店を閉める前にビートルズのメンバーは商品の好きなものを好きに持ち帰り、残ったものは大胆にも一般の人に好きなものを持ってけ~と解放したそうです。お金持ちがすることは考えもつきません。
名曲も生まれたスキャンダラスな部屋 57 Wimpole Street
57 Wimpole Streetは何も目印はないのですが、とってもすごい場所なんです。ここはポール・マッカートニーが住んでいた場所であり、名曲が生まれ、またスキャンダルが起こった現場でもあります。
ポール・マッカートニーが住んでいた場所なので、まだブループラークはありません。ポールは亡くなっていないので、ジョン・レノンが住んでいた家のようにブループラークは付けることが出来ません。でももしポールが亡くなった後、将来的にはブループラークが付けられる可能性がかなり高い場所だと思います。
57 Winpole Streetは、ビートルズの名曲「I want to hold your hands」や「Yesterday」が書かれた場所です。私はどちらの曲も大好きなので、あの有名で大好きな曲がここで生まれたのかと思うと、すっごくワクワクします!
この場所はアッシャー家という方が住んでいて、ポールは3年間こちらでゲストとして住んでいました。そしてご存じの方もいるかもしれませんが、アッシャー家の娘であるジェーン・アッシャーはなんとポールの彼女でした。そして婚約までしていました。
しかし、ジェーンがアメリカ旅行から帰ってくると、なんとポールが別の女性とベッドにいるところを発見!!なんとスキャンダラスな!ジェーンとポールは婚約を破棄し、まもなくポールはリンダと結婚します。
まさにこの場所はビートルズの名曲が生まれ、またポールのスキャンダルが起こった場所なのです!
MPL communications - 1 Soho Square-
こちらはポールマッカートニーの音楽会社である「MPL Communications」のヘッドオフィスです。実はポールマッカートニーは世界で最も大きな個人音楽事務所のオーナーです。3000曲以上の著作権を持っています。
いつもそうなのかもしれませんが、カーテンが惹かれていて本当に今も営業しているのかな?倒産してないよね?と思うような見た目でした。
しかし運がよかれば、ポールマッカートニーが出入りすることを見ることが出来たりするそうです。もちろん、ボディーガードに囲まれているそうですが。
「ヘイ・ジュード」が録音されたトライデント・スタジオ
トライデント・スタジオはビートルズの名曲「Hey Jude」が収録された場所です。
ビートルズだけでなく、デイビッド・ボーイ、クイーン、エルトン・ジョンなどもトライデント・スタジオで収録を行っており、ブリティッシュ・ロックの名曲が収録された場所でもあり、イギリスのロック名所めぐりでも欠かせない場所となっています。
NEMSオフィス
NEMSは5人目のビートルズとも呼ばれた、ビートルズのマネージャーであったブライアン・エプスタインが立ち上げた会社です。
ビートルズのインタビューの多くがこの場所で行われており、批判を読んで問題となったジョン・レノンの発言「ビートルズはイエスキリストよりも有名だ」もここで発せられました。
「ビートルマニア」の言葉が生まれたロンドン・パラディウム・シアター
1963年10月13日、ビートルズはロンドン・パラディウム・シアターで撮影されたSunday Night というテレビ番組に初めて出演しました。
Sunday Night という番組は当時イギリスで大変人気があったテレビ番組です。そんな番組に初登場ということで、番組が収録されたロンドン・パラディウム・シアターの周りには多くのファンが集まりました。
その様子を翌日新聞記者が「ビートルマニア」という造語で表現しました。そこからビートルマニアという言葉が広まっていったそうです。
ポールとリンダが出会った場所「The Bag’s O'Nail club」
The Bag's O'Nail Clubは1967-1968年ごろのビートルズのお気に入りのクラブでした。
ポールマッカートニーはクラブ内に専用テーブルを持っていたほどで、ポートとポールの1人目の奥さんリンダ・イーストマンは1967年5月15日にここで、初めて出会いました。
ポールとリンダが出会った場所だと書かれているマークは、すこし見つけにくい場所にあります。通常マークは建物の表側のわかりやすい場所についているのですが、こちらのマークは正式なブループラークではないので、隠れるようにつけられています。
このマークを見つけると、こっそり潜んだクラブで、こっそりポールとリンダを見かけたような気分になります。
ビートルズが最後のライブパフォーマンスをした場所
ロンドンのビートルズゆかりの地巡り最後の場所は、ビートルズが最後のライブパフォーマンスをした場所です。まさに、ウォーキングツアーの最後にぴったりの場所です。
1969年1月30日に行われた屋上でのライブパフォーマンです。私はこのビートルズの最後の屋上でのライブパフォーマンスと聞くと、「Don't let me down」が頭の中でエンドレスリピートされます。
あの、屋上でのライブパフォーマンスが行われた場所です。
場所は、Savile Row(サビルロウ)3番地です。
サビルロウはオーダーメイドの高級紳士服が売られている通りです。イギリス紳士ならサビルローで一着オーダーメイドのスーツを作るのも夢見ている人も多いです。
そしてこのサビルロー、日本語の「背広」の語源になった通りでもあります。
サビルロー、サビルロー、セビロ、、、となったと言われています。
まさかそんなサビルローが、ビートルズの最後のライブパフォーマンスをした場所だったとは驚きです。サビルロー3番地にはビートルズが立ち上げた会社の本社があった場所です。ビートルズはどこかでライブを使用と考えていたそうなのですが、「どこに行くにも機材を運ばなくてはいけない、それならここの屋上でやろう!」とやったライブがビートルズの最後のライブパフォーマンスとなったそうです。
ロンドンのビートルズゆかりの地巡り【完全攻略版】まとめ
ビートルズはイギリス・リバプール出身ですが、ロンドンで活躍していたこともあり、ロンドンにも縁の地がたくさんあります。
ご紹介したこちらのウォーキングコースを使えば、半日でロンドンにあるビートルズゆかりの地を歩いて回ることが可能です。
実際にビートルズゆかりの地を歩いてみると、本当あの有名なビートルズは存在していたんだな、ここで活動していたんだな、ということをひしひしを感じました。
ご紹介した順序で回ると、丁度最後がビートルズが最後にライブパフォーマンスを行った場所になるので、終わり方がすっきりする回り方だと思います。
是非、ロンドンでビートルズゆかりの地巡りをしたい方は、歩いてビートルズの軌跡を辿ってみてください!
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