ビーガン娘のイギリス生活記

「ロンドンに飽きた人は人生に飽きた人」は本当かを検証中のブロブです。

2年間のYMSを終えて今思うこと

2年間のYMSを終えて今思うこと:plain

 

YMSビザで渡英してから丸2年が経ちました。

ビザを切り替えたので事実上私のYMSは1か月ほど前に終了しているのですが、やはりYMSでの渡英日は忘れられず、2年前に渡英した3月1日が私のYMS記念日で、気持ち的には3月1日が私のYMS終了日です。

 

コロナという想像もしていなかった事態が起こり夢に描いていたYMSとは異なったYMSにはなりましたが、思い通りに行かないのもYMS、そして人生なのかなと思います。

 

2年間のYMSを終えた今、普段はあまりしないのですが心の整理を少ししてみようと思います。

 

住んでるからこそ知れた多くのこと

YMSの良いところと言えば、ビザの期限が2年間あること。

他のワーホリのビザと比べても期間が長いので、その分イギリスのこと、私が2年間住んだロンドンのことをよく知ることができました。

 

観光では行かないような部分のロンドンを歩いたり、ロンドンの歴史に浸りながらブループラーク巡りをしたり、住んでいるからこそ知れたイギリスやロンドンの多くの面を見て感じることができたと思います。

 

全然おしゃれなことなんてしていませんが、「私ロンドナーかも!」と改めてロンドンで生活している自分を俯瞰的に眺め、うれしくなる瞬間があります。

 

いくつか挙げると、

  • ロンドン中心部を地図を見ずに歩いている時
  • バスを乗りこなしている時
  • 横断歩道の信号を余裕で無視している時(もちろん車が来ていない時)

などです。

 

生まれ育った土地から約地球半周の位置にあるイギリスで、「ここが私の街だ」と思いながら過ごせているのは今後どんなときにも糧になりそうだなと思います。

何かうまく行かなくても、私の居場所は1か所だけじゃないと思えることは精神的な支えになると思っています。

 

英語での電話もできるようになった

2年間イギリスに住んでいても正直英語力が上がったことを実感する場面はあんまりありません。しかし、数少ない英語力が上がったかなと実感できる場面は、英語で電話をかけることにあまり抵抗がなくなったことです。

 

英語力の問題ではなく単に度胸が付いただけかもしれませんが、今は英語で電話を掛ける際にそれほど憂鬱にはなりません。電話した方が早いから電話しちゃえ!っと思えるようになりました。

 

そうは言っても、英語での電話に抵抗がなくなったのは私が「お客さん側」という限定なのかなとも思います。仕事でこちらから突然依頼の電話をしなくてはいけないことがつい最近あり、電話を掛けるのに勇気を振り絞る必要がありました。

 

本当に英語学習には終わりがないな~と思いますが、これは日々忍耐強く向き合っていくしかないなと思います。YMSは終了しましたが、もっと自信を持って英語を使いこなせるようにこれからも頑張りたいと思います。

 

 

落ち着く環境を作れたからこそ、挑戦できなかったことも

イギリスに長期滞在をすることが初めてではなかったこともあり、YMSでの2年間は、早い段階で落ち着ける環境づくりができたと思っています。

 

ラッキーなことに渡英前からお仕事のオファーを頂き、渡英後すぐに住む場所も決まりました。職場でもフラットでも大きな問題は特になくすごく物事が順調に進み、落ち着いた生活環境を作って2年間イギリスで生活をできたと思います。

 

落ち着く環境づくりが出来たからこそ、「私はイギリスに住んでいるんだ」という事をより感じられたと思います。

 

しかし落ち着ける環境づくりが出来た事によって落ち着きすぎてしまい、あまり挑戦をできたYMSでは無かったのかなと少し後悔をしています。

 

もちろんYMS期間の半分がコロナで足止め、何かに挑戦したくとも身動きがとれない状態でした。

しかし挑戦した事の数や質に満足が行っていないのはコロナせいだけじゃないと思います。

 

コロナ前にももっといろいろな事に挑戦できたと思うし、コロナが流行ってからも規制がある中で出来ることを見つけて色々と挑戦できる事があったのではないかと、今振り返ると思います。

 

YMSは2年間と長い分まだまだチャンスはあると思い、思いっきり面と向かうことが出来なかったと反省しています。

 

しかしその一方で、2年のYMSを初めから終わりまで全力疾走していたら精神的に辛くなっていたのかなとも思います。特にコロナが流行ってからは今まで体験したことにない生活で自分が感じたことのなかったストレスと向き合わなければならなかったです。

そう考えると、ほどほどな生活で2年間心も体も健康に過ごせただけでも合格点な気もします。

 

 

YMSの2年間を終えて

YMSの2年間を終えた今2年間を振り返ってみると、本当にイギリスに来れて良かったなと思います。

 

2年間の内の1年はコロナによりほぼお家にいる時間でした。日本よりイギリスの方がコロナの感染率が高く、ロックダウンも3回経験し、本当に規制の多い生活でした。

これ程までに規制が多いのなら、より安全で規制の少ない日本に帰った方がいいのではないか、と決断されて帰国された方が多くいることにも納得します。

 

お家にいるだけで、イギリスに入ることを感じられないイギリス生活に意味があるのか?

 

実は私は1度も帰国や1時帰国を考えなかったです。

きっと今いる場所が「私の場所」だと思っていたからだと思います。

 

そう思える場所になったのは、一緒に生活をして毎日を支えてくれる彼やコロナ渦でも安全に働けるように考慮してくださった会社の方々がいてくださったおかげだなと思います。本当に感謝でしかないです。

 

家族大好きな私が家族から遠く離れた場所で生活をしていても寂しくないのは彼のおかげです。コロナで不況の中お仕事があり生活に困らなかったのは会社のおかげです。

 

YMS中に出会ったすべての方、YMS中に経験したすべてのことに感謝をしたいなと思います。

 

もう少しイギリス生活が続くことになったので、これからもほどほどに頑張りすぎずのんびりとイギリス生活を楽しみたいなと思います。