ロンドンのハイドパークに歴史もある面白いスポットを見つけました。「Speakers’ corner(スピーカーズ・コーナー)」 とうい誰もが自由に自分の考えをスピーチできるスポットです。
知らずにSpeakers’ cornerを歩いていたらちょっと怖いという印象も持ちかねない場所ですが、歴史がありイギリスらしいなと思う場所です。
スピーカーズ・コーナーって?
Speakers’ cornerは人々が自由に自分の思っている事を声を出してスピ ーチできる場所です。
スピーチ、ディスカッション、ディベートが許されているので、スピーチしている人にコメントをしたり反論を述べていいことになっています。
自由に持論を唱えていいとは言っても、法律で許されている範囲内の内容でなくてはいけません。Speakers’ cornerの近くには警察もよくいて、 問題があれば駆けつけられるようです。
スピーカーズ・コーナーの場所
Speakers’ cornerはイギリス内そして世界のいくつかの都市にもあるようですが、オリジナルはロンドンのハイドパーク内にあります。
ハイドパークの北東部で、マーブルアーチからすぐの場所です。マーブルアーチからハイドパークへ行こうとする人はほぼ必ず通る場所です。
スピーカーズ・コーナーの歴史
Speakers corner(スピーカーズ・コーナー)の歴史は1855年まで遡ります。
政府が日曜日のお店を開け取引をすることを規制する法案を提出したことに対して、日曜日が唯一の休日で買い物ができる日だった労働者がこの法案に抗議するためにハイドパークでスピーチをしたことから始まります。
このハイドパークでの抗議のスピーチの様子はカール・ マルクスによって革命の始まりだと詳細に記されていたそうです。
なんとも近代イギリスらしい歴史的出来事に感じますし、それが今も残っているのことにもイギリスらしさを感じます。
Speakers’ cornerから有名人も
Speakers’ cornerで演説した人の多くは有名になりませんでしたが、そんな中でもSpeakers’ cornerでスピーチをして有名になった人たちもいます。
例えば、マルクス主義を打ち立てたカール・マルクス、 ロシアの革命者ウラジーミル・レーニン、『1984年』 の著者で知られるイギリス人作家ジョージ・オーウェン、「 モダンデザインの父」とも呼ばれるウィリアム・モリスです。
スピーチの内容
speakers’ cornerでスピーチをしている人の話を実際にいくつか聞いてみました。
実際に聞いてみると宗教の話をしている人が多かったです。キリスト教とイスラム教のバトルフィールドみたいになっている場所もありました。
宗教のトピックはそれぞれが心の底から信じてそれぞれの考えの根幹となるものなので、スピーチをする人の熱とそれに横から割ってコメントをする人の熱が凄まじかったです。
今までの人生でキリスト教からイスラム教へ改宗した人には何人か会ってきましたが、Speakers’ cornerでスピーチをしている人の中に、イスラム教からキリスト教へ改宗したという人がいて興味深かったです。
宗教の話の他にブレグジット関係の話をしている人もいました。こちらの話題もそれぞれ信念がある人が多いので聞いていて面白かったです。
ただとても白熱するトピックばかりで、一度に何人もの人が話したりと理解するのが難しかったです。。。また今度是非リベンジしたい!
言論の自由が保証されていて、今もこうやって昔ながらの方法で歴史ある場所にてスピーチをする人がいるのはとても面白いと思いました。
あまり自分の意見を持たず、そしてあっても主張する事なく生きてきた私だったのでなんだか刺激を受けました。
もしも今後自分の意見を持ち、いろいろな人の前で発言してみよう!と思えたらspeakers’ cornerへ行ってみようと思います。
皆さんもシェアしたいご意見ありましたら、speakers’ corner(スピーカーズ・コーナー)へ!
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