実は、日本で大人気だったクイズ番組『クイズ$ミリオネア』はイギリスではじまり、
大人気だったために日本でも日本版として始まったテレビ番組です。
そんな『クイズ$ミリオネア』のイギリス版で起こった不正について描いたドキュメンタリードラマ『QUIZ』がITVで公開されたので、観てみました。
クイズ番組『クイズ$ミリオネア』
日本では2000年から2007年までの間、フジテレビによって放送されていたクイズ番組『クイズ$ミリオネア』。
4択問題に答え、正回数が上がるにつれて獲得できる賞金額が上がっていくというクイズ番組です。
次の問題に進む前に、正解していて獲得済みの金額で満足し、次の問題に挑戦せずに辞退して確実に賞金をもらう事もできますが、4択問題なので4分の1の確率で正解することを祈り、獲得賞金数が倍額になることを狙う事もできるクイズ番組です。
そのためただのクイズ番組ではなく、次の問題へ挑むか挑まないかの人間ドラマも見る事ができ、クイズ番組ファン以外の心も掴んだ番組です。
司会のみのもんたさんが緊迫感を出し、更には「ファイナルアンサー」の文言がとても流行り、クイズ$ミリオネアは当時大人気のクイズ番組でした。
今でも何かと、クイズを出したり、家族や友人と決め事や確認事をする際についつい「ファイナルアンサー?」と言ってしまう人も皆さんの周りにいるんではないかと思います。
番組が終わってしまった今でも、多くの人の記憶に残っている偉大なテレビ番組の1つです。
『クイズ$ミリオネア』はイギリス発
実はこの『クイズ$ミリオネア』はイギリス発祥のテレビ番組です。
イギリスでは『Who wants to be a milionaire』というタイトルで放送されています。
日本で大人気だったクイズ番組『クイズ$ミリオネア』は実はイギリスではじまり、大人気だったために日本でも日本版として始まったテレビ番組です。
丁度昨年のクリスマスにテレビを見ていると特別番組編として、『Who wants to be a milionaire』が放送されていました。
日本で観ていた『クイズ$ミリオネア』と本当にそっくりで、ミリオネアがイギリス発だとは知らなかった私はびっくりしました。
『クイズ$ミリオネア』の成功はイギリス、日本だけにとどまらず、世界160か国で放送されました。ものすごい数です。
そんな世界中で大人気な『クイズ$ミリオネア』のイギリス版で起こった不正について描いたドキュメンタリードラマが公開されたので、観てみました。
『クイズ$ミリオネア』の不正を描いたドラマ『Quiz』
実は、イギリス版『クイズ$ミリオネア』では不正があり、裁判沙汰になったことがありました。
その様子を描いたドラマ『QUIZ』がイギリスのテレビ局ITVによって作成され、放送されたので見てみました。
あらすじ
『クイズ$ミリオネア』の不正を描いたドラマ『Quiz』は、1話1時間で3話構成のドラマです。
物語は『Who wants to a milionair』というイギリス版の『クイズ$ミリオネア』が出来たか、というところから始まります。
イギリスでは最終問題まで正解した人はミリオンポンドの賞金を手にする事が出来ます。
ミリオンポンドとは1億数千万円を超える金額です。日本でのクイズ$ミリオネアでの賞金1000万円もすごい金額ですが、それを超える金額です。
そんな多額の賞金をかけたクイズ番組が、クイズ好きが多いイギリスで始まる様子が描かれています。
今まであったクイズ番組とは一味違う、人生を大きく変えるクイズ番組は人間ドラマも番組の味の一つとして、番組が作られた当初から重要な要素でした。
人生を変えられるクイズ番組に出るために、イギリスのクイズ好きが挑戦する様子が描かれます。
番組に出たい人が多いため、先行を通過するだけでも大変です。しかし、どうしても番組にでて多額に賞金を獲得したいクイズファンは厳しい選考を通過するために行った秘策を使います。
クイズ好きの奥さんとその兄弟によってまんまと乗せられ、とある男性がミリオネアに挑戦する事になりました。
クイズにはあまり得意でなく、難易度の低い問題からライフラインと呼ばれる問題を成功するための公式な手助けを使用してしまう程でした。
しかし突如その男性がどんどん問題に正解していくのです。そしてなんと最終問題までも正解し、100万ポンドを獲得します。
しかしあれ程までに可能性が薄そうな挑戦者が次々に正解していく内に、番組製作者は挑戦者がカンニングをしているのではないかと疑い始めます。
挑戦者が全問正解した後に、番組製作者は録画した映像を確認し、会場にいた別の挑戦者が咳をして合図していたことを発見します。
この事で番組製作者は挑戦者達を訴え裁判となります。そのゆくへは…
気軽に観れるドキュメンタリードラマ
イギリス版『クイズ$ミリオネア』で起こった不正を描いたドラマ『Quiz』は、ドキュメンタリードラマですが、笑いもあり話の展開も早く、気軽に観れるドキュメンタリードラマでした。
『クイズ$ミリオネア』自体にも馴染みが深く、そしてあの有名なクイズ番組でどのように不正をしたのか、そしてその不正がどの様に判明され裁判にかけられたのか、気軽に見れる中にも興味がそそられ続きが気になるドキュメンタリードラマでした。
日本の『クイズ$ミリオネア』とそっくり
イギリス版の『クイズ$ミリオネア』は日本版の『クイズ$ミリオネア』とそっくりでした。
そっくりというよりも、全く同じ!
プレゼンターがみのもんたさんではなく、そしてすべてがもちろん英語で行われているだけで、全く同じ番組です。
スタジオのセットや照明の色まで同じです。
問題の解答がわからなかった際のお助けライフラインも全く同じ。
みのもんたさんがクイズ出題者として出していた緊迫感も、イギリス版のそっくりそのままです。
私はみのもんたさんのアイデアであの緊迫感を出していたのかと思っていたので、少し残念でしたが、これは演出家がみのさんにプレゼンター役をお願いしたのが大成功だなと思います。
みのもんたさんの出す緊張感と、イギリス版『クイズ$ミリオネア』のプレゼンターが出す緊張感がそっくりです。
ドラマ『Quiz』を観ている最中にも、プレゼンター役をやっている人が、みのもんたさんに見えてくるほどでした。
明かされない真実
『Quiz』のネタバレをしてしまうと、不正をして罪に問われます。
不正の仕方は咳をして、正解を合図していたというやり方です。
しかし革新的な証拠はなく、咳は誰もがするものです。多くの観覧者がいる中から仲間の咳を聞き分けて正解していく事は本当に可能なのでしょうか?
不正した挑戦者は罪に問われましたが、今に至るまで20年間本当に不正したとは一言も言っていません。
裁判で有罪とはあんりましたが、本当に咳で合図を送り、そしてその合図を読み取ってクイズに正解し続けることが出来るのだろうか、と明かされない真実についてドラマを観終わった後に考えてしまいました。
イギリス版『クイズ$ミリオネア』で起こった不正を描いたドラマ『QUIZ』
日本でも大人気だったクイズショー『クイズ$ミリオネア』のイギリス版で起こった不正を描いたドラマ『QUIZ』は、『クイズ$ミリオネア』を観ていた私にとっては番組の裏話が垣間見れるようで、とても面白かったです。
- どのように『クイズ$ミリオネア』が始まったのか
- その人気の理由
- どのように不正が行われたのか
- その不正の裁判の行方
などをたった3話のドラマで見ることが出来ました。
日本で放送されていた『クイズ$ミリオネア』がイギリス発の番組であったことも新しい発見でした。
イギリスにいる方はITVで見ることが出来るので、是非この外出禁止期間にどうぞ!