ロンドンで大人気なミュージカル『マチルダ』を観てきました。
今までロンドンで多くのミュージカルを観てきましたが、『マチルダ』 は現時点で私が最も楽しんだ大好きなミュージカルです。
是非ともお勧めしたいミュージカル『マチルダ』 を今回はご紹介致します。
- ミュージカル『マチルダ』
- ミュージカル『マチルダ』受賞歴
- ミュージカル『マチルダ』あらすじ(ネタばれ)
- ミュージカル『マチルダ』チケット購入方法
- ミュージカル『マチルダ』がおすすめな理由
- ミュージカル『マチルダ』ロンドンでの鑑賞:まとめ
ミュージカル『マチルダ』
ミュージカル『マチルダ』は1988年に書かれた児童図書『 マチルダは小さな大天才』っを基にしたミュージカルです。
映画版『マチルダ』もあります。
2010年11月にシェイクスピアの故郷でもあるストラトフォー ド・アポン・エイボンで世界初公演され、その後2011年11月からロンドンウェストエンドで公開されています。
また2013年からはアメリカブロードウェイでも公開されている 、大人気作品です。
ミュージカル『マチルダ』受賞歴
ミュージカル『マチルダ』は大人気作品だけあり、多くの賞を受賞しています。
『マチルダ』 はイギリスのアカデミー賞と呼ばれるオリヴィエ賞において、最多受賞となる7部門を受賞しています。これはミュージカルとして現在でも最多記録を保持しています。
ミュージカル『マチルダ』あらすじ(ネタばれ)
物語の主人公マチルダは読書好きな5歳の女の子です。
しかし母親はマチルダを妊娠をしている時から子どもに無関心で、頭の中は社交ダンスのことでいっぱいです。一方父親は中古車販売員で娘だはなく息子を望んでいました。5歳になったマ チルダのことを今でも、息子と呼びます。
5歳にして読書好きで才能に溢れたマチルダですが、両親はマチルダに無関心。
マチルダは地元の図書館に通っており、そこの司書のミセス・ フェルプスと仲良しです。マチルダはミセス・ フェルプスにマチルダが作った物語を話します。
物語は有名なアクロバティック演者と脱出術師のカップルについてです。二人は子どもを望んでいたのですが恵まれず、その悲しさを紛らわすために世界に最も危険な演出を披露すると公表する、というお話です。
司書のミセス・フェルプスは話の続きが気になりますが、マチルダはまだ話の続きが分かりません。
翌日マチルダは学校への初登校日でした。高学年生から1年生は学校が怖い場所だと脅されます。 しかしマチルダの担任の先生はとてもやさしい素晴らしいミス・ ハニーでした。
初めての授業でミス・ ハニーはマチルダが天才であることを発見します。そこでミス・ ハニーはトランチブル校長にマチルダが飛び級出来ないか相談することにします。
ミス・ハニーは怯えながら校長室に入り相談しますが、元オリンピックハンマー投げのチャンピオンで子ども嫌いなトランチブル校長に規則は守るべきだと却下されます。
また、マチルダはトランチブル校長が生徒を理不尽な理由でお仕置きする罰「 チョーキー」の存在を知ります。理不尽な理由でチョーキー送りにされそうになったクラスメイトを利点の効いた嘘でマチルダは救います。
一方、マチルダはまた図書館へ戻りミセス・ フェルプスに思いついた話の続きをします。
アクロバット師の姉である元ハンマー投げのチャンピオンが、アクロバットと脱出術師の危険な演出日を設定します。しかしこのタイミングでアクロバット師が妊娠をし危険な演技を中止にしたかったのですが、観客が激怒します。そしてアクロバット師の姉が公演をしないと契約違反で刑務所行きにすると迫ります。
マチルダはまだここまでしか話を考えていませんでした。
後日マチルダは話の続きをしに図書館へ戻ります。物語の続きはアクロバット師と脱出術師が危険な演技をしますが、アクロバットは重傷を負い娘を出産後亡くなってしまいます。 脱出術師は娘を育てるためにアクロバット師の姉の手が必要だったため一緒に住むことにしました。 しかしアクロバット師の姉はアクロバット師と脱出術師の娘を虐待していたのです。
そしてその虐待に気が付いた脱出術師は娘に娘を守ることを誓います。しかしある日突然脱出術師は出かけた後、帰ってこなくなってしまったのです。
その後話の続きはというと、いつも通りまだマチルダは考えていませんでした。
翌日学校ではトランチブル校長が自分に反抗する生徒をお仕置きするために、マチルダのクラスに体育を教えることにしました。トランチブル校長は生徒の一人に自分のために水を用意するように伝えます。
しかしそこで水を用意することを頼まれた生徒はトランチブル校長への仕返しとして、水の中にイモリを忍ばせたのです。トランチブル校長は水を飲むときに水の中にイモリがいることに気が付きました。その時丁度お仕置きの途中だった生徒をこのことで攻めました。
マチルダはそれは間違っていることだとトランチブル校長に訴えると、トランチブル校長はマチルダに激怒します。それを受けてマチルダも激怒し、マチルダは知られざる超能力を発揮するのです。その超能力とは、物を触らずとも物を動かせるという能力です。マチルダはイモリの入ったコップを倒し、イモリがトランチブル校長の足に引っ付きます。トランチブル校長はイモリを恐れて大パニックになり、マチルダの仕返しは大成功します。
その後マチルダは自分の担任であるミス・ハニーに自分の超能力のことを打ち明けます。驚いたミス・ハニーはマチルダを自分の家へお茶に招待しました。
ミス・ハニーの家は小さな貧しいお家でした。どうしてミス・ハニーがこんな家に住んでいるかマチルダに話して聞かせます。そしてその話がマチルダが自分で作り上げて司書のミセス・フェルプスに話していた話だとマチルダは気が付きます。
アクロバット師はミス・ハニーの母親で脱出術師はミス・ハニーの父親、二人の子供がミス・ハニー。ミス・ハニーを虐待していたミス・ハニーの母親の姉がトランチブル校長だったのです!
そこでマチルダはトランチブル校長がミス・ハニーの父親を殺害したのだと推測しました。そしてマチルダは仕返しができないかと考えます。
翌日学校では再びトランチブル校長がマチルダのクラスにやってきて、スペリングテストを行います。単語のスペルを正確に言えないとチョーキーへ連れていくと脅します。
なかなか間違えない生徒にトランチブル校長はいらいらし、存在しない単語のスペルを生徒に言わせようとします。もちろん学生は間違えてしまいます。
チョーキーへ連れられそうになるのですが、チョーキーへは一度に一人しか連れていかれないことを使用して、クラスメイトが次々に問題を間違えていきます。
トランチブル校長は激怒しますが、そこでマチルダが超能力を使いトランチブル校長を脅かすのです。超能力でチョークを動かし、黒板に「娘に自分から奪った家を帰さなければ、自分を殺したように殺してやる」と書きます。
その様子はまさに幽霊になった脱出術師がトランチブル校長へ向けて書いているかのようでした。これに怯えたトランチブル校長は街から出ていき、この先一生戻ってくることはありませんでした。
トランチブル校長から生まれ育った家を返され、学校もミス・ハニーのものになりました。今ではミス・ハニーが校長先生です。
学校は平和になったのですが、マチルダがまだ愛のない家庭で育てられていることにミス・ハニーは悩んでいました。
その一方、マチルダの父親のものにマチルダの父親から欠陥だらけの車を買ったロシアのヤクザが文句を付けにやってきます。マチルダ一家は怯えていたのですが、ロシアのヤクザにマチルダがなんとロシア語で話しかけます。マチルダは読書からロシア語まで学んでいたのです。
ロシアのヤクザはマチルダがロシア語を話せることに感銘を受けました。ヤクザとマチルダがロシア語で、ヤクザがマチルダ一家に危害を与えないこと、マチルダの父がもうロシアのヤクザに車を販売しないことを約束し、ヤクザは去っていきました。
マチルダの父親はマチルダの感謝し、初めてマチルダが望んでたことの許しを与えます。それはマチルダがミス・ハニーと暮らすことです。
マチルダの家族は去り、マチルダとミス・ハニーは一緒に幸せに暮らすことができるようになったのです。
ミュージカル『マチルダ』チケット購入方法
ロンドンウェストエンドで公開されているミュージカル『マチルダ』のチケットの購入方法をいくつかご紹介します。
公式サイトから購入
まずは、ミュージカル『マチルダ』のチケットを公式サイトから購入する方法です。
チケットの購入はこちらの公式サイトから可能です↓
こちらをクリックしていただくと、マチルダを見たい日をカレンダーから選べる画面へと飛びます。
鑑賞したいお日にちとお時間を選びます。
ちなみに、このカレンダー見方はこの通りです。↓
- 公演時間の下に緑の線→残席多数
- 公演時間の下に黄色の線→残りわずか
- 公演時間の下に赤の線→チケット完売
- 公演時間の横にマチルダが立っている→チケットの販売レートがよく、お買い得に購入できる
お好きな公演の日にちと時間を選んでいただくと、次のような画面が出てきます。
お好みの席の区分と金額を選んでいただけます。
座席区分は、
- Stalls→舞台がある0階席(日本でいう1階席)
- Dress Circle→イギリスでいう1階席(日本でいう2階席)
- Upper Circle→最上階でイギリスでいう2階席(日本でいう3階席)
ご希望の座席区分を選ぶと、次は席を選ぶことができます。
チケットの販売可能な席はには色がついています。
そして、色ごとに値段が違います。
ご希望の席をクリックしていただくと、緑色でハイライトされ、右側に選択された座席番号が出てきます。
2名で行かれる場合は2席選択していただき、3名で行かれる場合は3席選択していただく方式です。
ご希望の席をご希望の座席数選択したら、右側の「ADD TO BASKET」をクリックします。
ADD TO BASKETをクリックした後は、↑のような画面が出てきます。
予約したい内容と合っているかを確認をして、チケットの受け取り方を選択します。
チケットの受け取り方は2つです。
- Eチケット(予約完了メールに添付されているPDFチケットをプリントアウトもしくは、スマホで提示)
- 劇場で受け取り(こちらは支払いのカード保持者でないと利用することはできません)
チケットの受け取り方法を選択した後「proceed to checkout」をクリックし支払いをします。
チケット購入のためにはアカウントを作成する必要があり、下記のような画面が出てきます。必要事項を入力し、支払い画面へ行き、予約完了となります。
くじ引きに当選して激安£25チケットをゲットする
今回私はとてもラッキーなことにくじ引きに当選して25ポンドでとてもいい席で鑑賞することができました。
普通にチケットを買って同じ席で鑑賞しようとすると70〜100ポンド程支払わなくてはいけない席のチケットを、25ポンドでゲットすることができました。
それはなんと言っても、1公演に付き1組2名様まで特別に25ポンドでチケットを買えるくじ引きのおかげです!
くじ引きなので当たるかは運次第!ロンドンに住んでいる方にとっては、事前にたっぷり予定を立てなくともくじ引きが当たったら行こうかな、と思えるので大変ありがたいです。
私も最初は『マチルダ』は子供向けであまり興味がなく、ミュージカル鑑賞の中で優先順位がだいぶ低かったのですが、運よくくじ引きに当たり観に行ってみるととっても気に入り、最近見たミュージカルの中で1番のお気に入りです!!
くじ引きへの申し込みは簡単です。
くじ引きへの申し込みは下記リンクからオンラインでできます。↓
リンクをクリックすると、↑のページに飛びます。
メールアドレスと名前を入力します。
そのあと、くじ引きに申し込みたい公演を選択します。
そして後は「Enter the Lottery」をクリックするだけです。
運よくくじ引きに当たると、メールでお知らせが来ます。
当選メールを受け取ってから、24時間以内にメールについているリンクからチケットを購入します。
ミュージカル『マチルダ』がおすすめな理由
ミュージカル『マチルダ』は私が観たミュージカルの中でナンバー1に輝く程楽しんだ作品です。
そんなミュージカル『マチルダ』がオススメな理由をご紹介します。
ミュージカル『マチルダ』はストーリーが面白い
ミュージカル『マチルダ』はとてもストーリーが面白くどんどん話に引き込まれていきました。
元々子供向けの大人気を博した本でした。 そしてその後映画化もされる程人気の作品です。
本でも映画でも人気のお話し『マチルダ』なので、もちろんミュージカル版マチルダのお話しもとても面白いです。
ミュージカルならではの演出が最高
ミュージカル『マチルダ』は、 ミュージカルならではの演出がされている最高のミュージカルでし た。
今までいくつかのミュージカルを観てきて、 舞台セットに凝っているミュージカルに「これぞ、 ミュージカルならではだ!」と感じていました。
しかしミュージカル『マチルダ』を観たら、全然舞台演出のレベルが違いました。
ミュージカル『マチルダ』は舞台上だけで作り上げられている作品ではなく、会場全体が舞台になっていました。
会場のあちこちでいろいろな事が起こるので、目もキョロキョロ、首も左右上下に振りながらの鑑賞でした。
映画ではなく、目の前で実際に演技をしているミュージカルだからこそ味わえるおもしろさのある作品でした。
印象に残るシーンがたくさん
ミュージカル『マチルダ』には印象に残るシーンがたくさんありました。
ミュージカル好きの人なら思い浮かべられるであろうブランコのシーンは、『マチルダ』と言えば!なシーンです。
ブランコに子ども達が乗りながら夢を語っています。
舞台よりも乗り出すかたちでブランコが揺れるので、若干子役ことたちは大丈夫かな?と心配してしまいますが、ミュージカルや舞台でしか味わえないその空間で目の前で演じていることを実感させられる印象的なシーンです。
そのほかにも、幼い子ども達が初めて学校へ登校した日に、高学年の生徒から学校が怖い場所だと教わるシーンも印象的です。
アルファベットを使った歌に合わせて、アルファベットのボックスを木枠にはめながらその木枠とボックスの上で踊ります。
タイミングとボックスや役者の動きに感動する印象に残るシーンです。
『マチルダ』の子役達が可愛すぎる
ミュージカル『マチルダ』は子どもが主役のお話です。
そのため、主役をはじめ出演者の半分ほどが子役で構成されています。
もう、その子役たちが可愛すぎるんです。
そして可愛いだけでなく、演技力も歌唱力もばっちりで感動させられます。
子どもらしい、子どもならではの声や歌声がたまらなく可愛く、聞いていてメロメロでした。
可愛い上に演技力、歌唱力も抜群で迫力もあります。
子役の子たちの頑張りがまさに『マチルダ』の見どころの一つでもあります。
歌がキャッチー
ミュージカル『マチルダ』の見どころの一つは、歌がキャッチーなところです。
ミュージカルはやはり歌があるので、その歌が耳に残り、見終わり帰宅途中につい口ずさんでしまうミュージカルやミュージカルソングは偉大だな、と思います。
観終わった後までも、歌が頭の中でリピートされ楽しさや感動を引き続き味わえます。
ミュージカル『マチルダ』の中で使われている歌もとても耳に残るメロディーでそして歌詞も素敵です。ミュージカル鑑賞後に歌を口ずさんでしまいましたし、家に帰ってからYouTubeでマチルダの曲を検索してヘビロテしてしまいます。
ミュージカル『マチルダ』ロンドンでの鑑賞:まとめ
ミュージカル『マチルダ』を見に行って、予想をはるかに超える素晴らしい大作でした。
何と言っても舞台空間の使い方がうまく、目の前で演技をしているミュージカルだからこそ味わえる楽しさを200%味わわせてもらえるミュージカルだと思いました。
『マチルダ』は私が今まで見たミュージカルの中で、1,2位を争う大好きなミュージカルです。
是非また見たい作品です。
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