ビーガン娘のイギリス生活記

「ロンドンに飽きた人は人生に飽きた人」は本当かを検証中のブロブです。

The Big Issueでもキャッシュレス対応

イギリスではどんどんキャッシュレス化が進んでいます。

どのくらい現金を使わないかというと、1年前におろした20ポンド札が未使用のままずーとお財布に入っている状態です。

 

そんなイギリスですが、BBCにてホームレスの方が販売しているThe Big Issueもカード払い対(しかもコンタクトレス支払い)を開始したとニュースになっていました。

 

いつも路上のストリートパフォーマーや地下鉄で楽器を演奏しているアーティストの方々はどんどんキャッシュレス化が進んでチップを稼ぐのが難しいのではないかな、と思っていました。

 

少し前に地下鉄の駅で演奏されている方でコインを入れてもらう箱の他に、カードでも支払いできるようにカードマシーンを用意している方がいらっしゃったのを初めて見ました。やはりキャッシュレスが進んで、こういったパフォーマーの方も社会の変化に対応していかなくてはいけないんだなと感じました。

 

そんな中、路上販売をしているThe Big Issue がキャッシュレスのカード対応に踏み切ったということです。

 

The Big Issueって?

The Big Issueとは1991年にイギリスで販売が始まったストリート新聞です。ホームレスの社会復帰に貢献することが目的で作られている新聞·雑誌です。

イギリスから始まりましたが、オーストラリア、南アフリカ、日本、韓国、台湾などでも販売されています。

都内でもたまに『The Big Issue』が販売されているのを見かけると思います。

 

ホームレスやホームレスに成り得る人が雑誌『The Big Issue』の販売者です。ホームレスの方は雑誌を発行している企業The Big Issue(雑誌と同名)から雑誌を一定価格で購入し、決められた金額で通行人に販売します。 仕入れ額と販売額の差がそのままホームレスの方の収入となります 。

 

それぞれの国で、仕入れ額と販売金額は決められています。

 

  • イギリスの場合、、、

1.25ポンドで『The Big Issue』を仕入れ、2.50ポンドでの販売と決められています。

したがって1冊の販売当たりホームレスの方の収入は1.25ポンドです。

 

  • 日本の場合、、、

160円で『The Big Issue仕入れ、300円での販売と決められています。

したがって1冊の販売当たりホームレスの方の収入は140円です。

 

ホームレスの方が収入を得て、さらに働いて社会に戻れるサポートにもなるのがThe Big Issueです。

 

イギリス『The Big Issue』でカード対応販売

イギリスではキャッシュレス化が進み、ほとんどのお店がカード対応をしています。

 

なので、カードだけを持ち歩いていて現金を持ち歩いていない人が多くいます。

『The Big Issue』は路上で店舗を持たず販売されているので、現金での販売でした。

 

しかし試しに5つの都市で、カードマシーン(しかもコンタクトレスと呼ばれるカードをかざすだけで、暗証番号の入力不要で購入が出来るマシーン)を導入してみたそうです。

 

そしたら何と、お客さんの8割がカードで購入されたそうです。

 

このお試し期間の結果を受けて、The Big Issueではカード対応を導入する事に決定したとのこと。

 

今まで現金がなくてThe Big Issueを購入しなかった方もいたのではないかなと思います。カード対応が始まり、販売がしやすくなるといいなと思いますし、私も購入してみたくなりました!

 

実際に試しにビッグイシューをカード支払い可能で販売したホームレスの一人の人は、8ヶ月で今までより200冊多く販売したとか。

 

多く売れる様になって、ホームレスの方の収入になると良いですよね!

 

店舗を持たない路面販売までもキャッシュレスが進むイギリス。近いうちに本当に現金を見ない日が来そうです。

 

 

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