ロンドンにあるヴィクトリア&アルバートミュージアムでDior展が開催されていて、チケット購入が難しい程の大人気を博していましたが、同ミュージアムでもう一つ、ファッションに関する特別展が開催されています。
「Mary Quant」についての特別展です!
日本で女子高生から大人女子までに人気なMary Quantはイギリス発。
こちらのエキシビションにも行って来ました!
会場: Victoria &Albert Museum
期間:2019年4月6日〜2020年2月16日
金額:12ポンド
所要時間:1時間〜1時間半
同時期に開催されていたDior展(9月1日で終了)の大成功により、少し影が薄くなってしまっていましが、展示自体はとても面白いものになっていました。
マリークワントというと、デイジーのお花柄の可愛らしいブランドと思っていましたが、1960~70年代に女性のファッションに大革命を起こしたブランドである事を正直初めて知りました。
高校生の時にマリー・クワントのデイジー柄の筆箱を持ってるのが、一種のステータスの様に流行っていましたが、マリー・クワントがそれ程までファッション業界に影響を与えていたとは知らず、、、
私はマリクワのペンケースを持てるような学生ではありませんでしたが、今マリー・クワント展に行った後となっては、マリー・クワントの価値が私の中で急上昇です。
あのデイジー柄はただのステータスでは無く、ファッション業界に大変革を起こしたマリー・クワントへの尊敬に変わりました!!
今では当たり前ですが、女性がミニスカートを履くということがかなり度肝を抜くことと言いますか、本当に新しい事だったんだなとか、ホットパンツにカラータイツ、男性のファッションだったネクタイのアイデアを女性服に使用したり、おしゃれ着には使用されてこなかったジャージ生地やレインコート生地を最新トレンドファッションに取り入れたり、今あるファッションのアイデアの原型をたくさん生み出したマリー・クワント。
1960~70年代にマリー・クワントがデザインした革新的なファッションコレクションが、当時の雑誌と並べて展示されていました。
ローウェストの切り替えのワンピースも当時は最新·最先端のファッション。当時のファッション雑誌と一緒に展示されているので、当時の人がこの雑誌をみてマリー・クワントの洋服に憧れたのか、と感じました。
マリー・クワントが作った大量生産に対応したデザインのファッションコレクション。
洋服が大量生産されること自体も新しい事だったのかと思うと、世の中が急激に変わったんだなと感じさせられます。
その他にも男性のファッションにしか使われてこなかったネクタイが女性のファッションアイテムに使用されるようになったのも、マリー・クワント発。
カラフルなポンチョも!
エナメル生地もマリー・クワント発です。
ジャージ生地が運動着ではなく、おしゃれなファッションに使用される様になったのもマリー・クワント発。
本当に多くも新しいアイデアがマリー・クワントによって女性ファッションに取り入れられたんだなと、勉強になりました。
女性の社会進出が進んだ1960~1970年代、マリー・クワントは当時活躍する/働く女性としてロールモデルだった事も、社会進出する女性を後押ししていたという歴史背景もマリー・クワントというブランドが人気を博した背景にあったとは面白い事実だなと思いました。
デイジーのお花柄のロゴマークはいかにも可愛らしいポップの女性ファッションと思っていましたが、マリー・クワントにはそれ以上のものがあったんですね!
日本でもよく見るマリー・クワント。
そんな世界的に大人気のブランドの歴史が知れるとっても興味深いエキシビションでした。
何より可愛いものが可愛く展示されていたので、その空間にいるだけでなんだか幸せでした。
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