ロンドンは歩けば歩くほど、面白いモノ・ 場所を発見することができます。
今回は、ハイドパークやトラファルガー広場、大英博物館、 バッキンガム宮殿などのロンドンのメイン観光スポット以外の隠れたロンドンを楽しみたい方にオススメな、 ガイドなしウォーキングツアールートをご紹介します。
- オルターナティブ・ロンドン・ツアー
- 『オルターナティブ・ロンドン・ツアー』で見れるもの
- 『オルターナティブ・ロンドン・ツアー』 のスタート地点とゴール地点
- The Kindertransport Statue(ユダヤ教の子どもたちの像)
- 警察電話ボックス
- St Botolph’s 教会
- ガーキン
- デボンシャー広場
- ペティコートレーンマーケット
- ブリックレーン
- ブリックレーンモスク
- ノーマディックコミュニティー農園
- ベーグルショップ「Beigel Bake」
- Boxpark
- ストリートアート
- カーテンシアター
- バンヒルフィールド墓地
- 『オルターナティブ・ロンドン・ツアー』まとめ
オルターナティブ・ロンドン・ツアー
ロンドンの有名観光スポット以外の、 コアなロンドンファンが楽しむウォーキングツアーをしたい方にオ ススメのこちらの『オルターナティブ・ロンドン・ツアー』。
ロンドンの東、 イーストエンドの様々な文化が織り交ざった面白スポットや隠れス ポットを堪能することができるウォーキングルートです。
『オルターナティブ・ロンドン・ツアー』 はこんな方にオススメです。
歴史好き
ストリートアート好き
ローカルフードマーケット好き
↓『オルターナティブ・ロンドン・ツアー』のマップ
『オルターナティブ・ロンドン・ツアー』で見れるもの
オルターナティブ・ロンドン・ツアーでは歴史あるものから、 ロンドンの若者の最先端の地、 ロンドンのマルチカルチャーを感じられる場所などを観て回ることができます。
具体的には、、、
- The Kindertransport Statue(疎開の子どもたちの像)
- St Botolph’s 教会
- ガーキン
- デボンシャー広場
- ペティコートレーンマーケット
- ブリックレーン
- ブリックレーンモスク
- ノーマディックコミュニティー農園
- ベーグルショップ
- Boxpark
- ストリートアート
- カーテンシアター
- バンヒルフィールド墓
『オルターナティブ・ロンドン・ツアー』 のスタート地点とゴール地点
オルターナティブ・ロンドン・ツアーは、 リバプールストリート駅からスタートします。
リバプールストリート駅へは、 ロンドンの地下鉄ではセントラル線、ハマースミス&サークル線、 メトロポリタン線が通っています。
リバプールストリート駅はナショナルレールの駅でもあるので、大きな駅です。
カフェやレストランなど多くのお店が入っている駅がスタート地点ですので、スタート前の腹ごなしもリバプールストリート駅でばっちりできます。
腹ごなしの他にも、無料の駅のお手洗いがあるので、 お手洗いを見つけるのが難しいロンドンでのウォーキングツアーをスタートする前に利用出来て安心です。
オルターナティブ・ロンドン・ ツアーのゴール地点はオールドストリート駅です。 こちらはノーザン線が通っています。
The Kindertransport Statue(ユダヤ教の子どもたちの像)
リバプールストリート駅の中と、リバプールストリート駅の南出口にあるホープスクウェアと呼ばれる広場に、子どもの銅像があります。
この像は、1938~1939年の第二次世界大戦がはじまる直前にナチスの迫害から逃れるため、 オーストリアとドイツからリバプールストリート駅へ到着したユダヤ教の子どもたちです。
そんなナチスの迫害から逃れてきた第一弾のユダヤ教の子どもたち が初めてイギリスに到着した80周年を記念して、この像は2018年12月に建てられました。
銅像のデザイナーであるフランク・ メイスラーさんもナチスの迫害から逃れてきたユダヤ教の子どもの 一人です。
銅像はリバプールストリート駅内と、 南口を出たところにあるホープスクウェアにあります。
警察電話ボックス
The Kindertransport Statue(ユダヤ教の子どもたちの像)を見た後、 そのままリバプールストリート駅を背に左手に進みます。
左ヘ約20メートル程進むと、警察電話ボックスがあります。 こちらの警察電話ボックスは、このオルターナティブ・ロンドン・ ツアーを紹介していたウェブサイトには載っていなかったのですが、歴史ある面白いスポットだと思うので、ご紹介します。
警察電話ボックスは、水色のボックスで目立つので、見逃すことはないかと思います。
警察電話ボックスは1920年代から20世紀の間多くの場所に設置された電話ボックスです。
警察が緊急連絡したい際や、市民が警察に通報したい際に使われた電話ボックスです。
リバプールストリート駅前にある警察電話ボックスは現在使用されていませんが、 歴史を垣間見れるものが街中に残っている面白いスポットです。
St Botolph’s 教会
警察電話ボックスを超え、そのまま少し前進します。 大通りまでは進まず、手前に右手へ曲がる細い道があります。Al derman’s Walkという通りです。このAlderman’s Walkを進みます。
Alderman’s Walkをぐるっと右手に道に沿って歩くと、St Botolph-without-Bishopsgate Gardensに出ます。 人の多いリバプールストリート駅のすぐ近くに、 少し静かで歴史を感じる空間があります。St Botolph-without-Bishopsgate Gardensです。
ガーデンの右手側には、 ヴィクトリア朝時代のお風呂場があります。 現在はバーもしくはカフェとして使われているようでした。
ガーデンの左手側にSt Botolph’s 教会があります。
St Botolph’s 教会のホールは貧しい子どものための学校として長年使われていた場所です。
また、聖ボトルフは元々旅行の守護聖人でした。
ガーキン
St Botolph’s 教会の前を通り過ぎ、Bishopsgate通りに出ます。Bishopsgate通りを右手に進み、丁度SuShi Sambaの建物をぐるっと回るように進みます。
するとすぐに、「ガーキン」 と呼ばれるコクーン型の建物の頭が見えます。 東京モード学園のような建物です。
こちらの建物は30セント・メリー・ アクスという正式名称がありますが、その独特な形から、 小さなキュウリのピクルスを表す「ガーキン」と呼ばれています。
デボンシャー広場
ガーキンが見えたら左手へ曲がり道沿いに進みます。その後Barbon Alleyを進むとデボンシャー広場です。
デボンシャー広場には鎧を着て馬に乗った騎士の銅像があります。
10世紀の王様エドガー王は東ロンドンの土地を13名の騎士に分け与えました。どのように13名を決めたかというと、地上、 地下、水の中で決闘をして決めたそうです。地下と水の中の決闘とは??と思いますが、伝説と歴史が混ざった、イギリスらしい小話です。
この鎧を着て馬に乗った騎士はエドガー王から土地を与えられた13名の騎士の一人だそうです。
そしてこの鎧を着て馬に乗った騎士像の面白い点は、毎日1度づつ 回転する基盤の上の置かれているため、1年で1周回転するそうです。
是非時を開けてもう一度この鎧を着て馬に乗った騎士像を見に行きたいです。
デボンシャー広場の左にアーチがあるのですが、 その中には多くのレストランやバーがありオシャレな空間となっています。
ペティコートレーンマーケット
デボンシャー広場をそのまままっすぐ超えその後左手に曲がりHa rrow Placeを進みます。Harrow Placeを歩ききったら、Middlesex Streetに出ます。そこが、 ペティコートレーンマーケットの始まりです。
ペティコートレーンマーケットはWentworth Street とMiddlesex Streetで開催されているマーケットの総称です。
Wentworth Streetマーケットは日曜日から金曜日 、Middlesex Streetは日曜日に開催されています。
日曜日には1000ものお店が軒を並べ、 賑やかなマーケットとなります。
その起源は17世紀にまで遡り、古着が売られていました。
また、イギリスの人気テレビ番組『The Apprentice』 に登場するイギリス人ビジネスマンのシュガー卿は1960年代にここでお店を出したことから、 起業家としてのキャリアをスタートさせました。
ブリックレーン
Wentworth Streetをそのまま約400メートル程歩き続けると、ブリックレーンにたどり着きます。
ブリックレーンはカレー屋さんの多さと、ストリートアート、 ストリートフード、 そしてヴィンテージファッションで有名な通りです。
ブリックレーンには多くのカレー屋さんがあることでとても有名です。そして通りで「今ならドリンク無料!」や「 ベストインディアンレストラン」だと言って、 客引きをしていることでも、有名です。
本当にたくさんのカレー屋さんがある中で、 どのカレー屋さんが本当に1番おいしいのかを見つけるのも面白そうなチャレンジです。
ブリックレーンモスク
ブリックレーンをそのまま歩いていると、 左手側にモスクを見つけることができます。
ブリックレーンのあるロンドンのイーストエンドは、19世紀から常に移民が次々と入ってくる土地柄で、インド料理屋さんが多いことからもわかるように、移民と多文化のエリアです。
19世紀にはフランスから移民が訪れ、その後ユダヤ教の方が移住してきます。そしてそのあとにはイスラム教の方々が移住してきて、 ロンドンの中でも常に移民が多いエリアです。
長年にわたって移民が多いエリアだったということが分かるのが、こちらのモスクです。
このモスクは元々キリスト教のチャペルや教会として使われていま したが、ユダヤ人の移民がこのエリアに増え、教会がユダヤ教のシナゴグとして使われるようになりました。
その後、イスラム教徒の方が多く移住されてきて、 現在はモスクとして使われています。
ノーマディックコミュニティー農園
ブリックレーンから一度右手の小道に入ると、広い芝の公園が広がるエリアがあります。 賑やかなブリックレーンの裏にこんな子供を連れてくるような公園があったことに驚きです。
ぶら下がって遊ぶ遊具やジップラインもあります。
そして更なる驚きは、「ノーマディックコミュニティー農園」 と呼ばれる畑もあることです。
ノーマディックコミュニティー農園はボランティアによって運営さ れている畑で、ブリックレーンらしいカラフルな芸術作品も展示されています。
ベーグルショップ「Beigel Bake」
ノーマディックコミュニティー農園からブリックレーンへ戻り、 ブリックレーンを更に進みます。
そうするとロンドンで有名な「Beigel Bake」というベーグル屋さんが左手に見えてきます。
いつ行っても常にお客さんが列を作って並んでいるので、 見逃すことはありません。
「Beigel Bake」はなんと24時間営業です。 お店でつくったベーグルをお手頃な価格で販売しています。
私はピーナッツバターを挟んだベーグルを購入しましたが、 一番有名なのはソルト・ビーフベーグルです。
「Beigel Bake」ではいつも行列をなしていますが、 熱が進むのが速いのでご安心ください。
Boxpark
ベーグルで腹ごしらえをしたら、ブリックレーンを少し戻ります。
そして電車の高架橋の手前で右手に曲がります。
曲がった後に150メートル程歩くと、「Boxpark」 に到着です。
このエリアはショーディッチ(Shoreditch)と呼ばれ、 ロンドンの若者の最先端のエリアです。そのショーディッチを代表するBoxparkは必見です。
ストリートフードやバーを楽しむことができます。「 世界初のポップアップモール」とも言われています。
ストリートアート
Boxparkを超え大通りを渡りそのまままっすぐ歩き進めると、ストリートアートをより楽しめるエリアに出ます。
ヨーロッパのトップストリートアーティストが書いた絵を観ることができます。
カーテンシアター
ストリートアートなど最先端の若者の文化を堪能できるエリアです が、とても歴史ある場所でもあります。
それを証明するのが、「カーテンシアター」です。
カーテンシアターはイギリスで初めての劇場があった場所と認識さ れています。 シェイクスピアがテムズ川沿いにグローブ座を作る前には、 このカーテン劇場で『ロミオとジュリエット』 などが上映されていたそうです。
バンヒルフィールド墓地
オルターナティブ・ロンドン・ ツアーの最後に訪れることができるのは、「 バンヒルフィールド墓地」です。
ロンドン市内にある墓地だけに有名な人のお墓があります。
イギリスの詩人であり画家であるウィリアム・ブレイクや『 ロビンソン・クルーソー』の作家ダニエル・デフォーのお墓です。
『オルターナティブ・ロンドン・ツアー』まとめ
ロンドンの有名観光スポット以外の、 コアなロンドンファンが楽しむウォーキングツアーをしたい方にオ ススメのこちらの『オルターナティブ・ロンドン・ツアー』
是非お試し下さい!ロンドンの新しい発見があるはずです!
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