イギリス生活記

「ロンドンに飽きた人は人生に飽きた人」は本当かを検証中のブロブです。

【北イタリア旅行記③】ガルダ湖東側マルチェジネ、バルド山、ラツィーゼ観光

北イタリア旅行記③は、4日目のガルダ湖東側のマルチェジネ、バルト山、ラツィーゼ観光です。

 

ガルダ湖の大きさを感じる1日となりました。

 

 

シルミオーネからペスキエーラ・デル・ガルダ

私のガルダ湖での滞在先シルミオーネからガルダ湖東部観光をするには、まずペスキエーラ・デル・ガルダへ向かう必要があります。

 

シルミオーネからペスキエーラ・デル・ガルダへはバスで行くことが出来るのですが、バスが1時間に1本と少なかったため、私たちは滞在中のアパートが貸し出している自転車を利用していきました。

 

ガルダ湖周辺1日バスチケット

ガルダ湖周辺1日バスチケット

 

ペスキエーラ・デル・ガルダに着いた後は、インフォメーションセンターへ行きガルダ湖周辺で使える1日バス券を購入しました。

 

ATVというバス会社によるバス券です。

こちらのバスはガルダ湖東側を網羅していて、さらにはベローナまでも行くことが出来ます。

 

バス券の種類は3種類です。

  • 1日券・・・€10
  • 3日券・・・€20
  • 7日券・・・€40

 

ガルダ湖東側に数日滞在される場合は、3日券など購入するとお得になります。

 

ATVバスチケット情報(英語)はこちら ↓

Bus Passes and Tickets - ATV Verona

 

インフォメーションセンターではツアーなどのバスチケットなどを多く扱っていて、最初に1日バス券が欲しいことを伝えても「ない」と言われてしまいました。

バス券の写真を見せて「これが欲しい」と伝えると、「あ、そんなのあったかも!」と思い出したようにバス券を販売してくれました。

 

バス券は購入後、利用日を記入する必要があります。

紙のバス券内にマイクロチップが入っているようで、バスに乗る際にICカードをタッチする場所にカードをかざして乗車します。

 

こちらがATVで乗れるバスの路線図です。

地図の下のペスキエーラ・デル・ガルダ駅からマルチェジネまでバスで行き、バルト山を観光。帰り道はラツィーゼで途中下車して観光後、またバスに乗り込みペスキエーラ・デル・ガルダ駅へ帰るという1日観光をしました。

 

ガルダ湖周辺1日バス地図

バルト山の麓マルチェジネへ

1日バス券を購入したら、いざバスでバルト山の麓マルチェジネへ!

 

ペスキエーラ・デル・ガルダ駅前のバス停からマルチェジネへはバス番号438で1本で行くことができます。

 

ペスキエーラ・デル・ガルダ駅

 

乗車時間は約1時間半です。

バスはガルダ湖畔沿いを走るので、行きはバスの左側の座席に座るとガルダ湖を眺めながらの旅になります。

 

ガルダ湖バルト山の麓マルチェジネへ

 

バスから見える景色にうっとり!

1時間半の長旅ですが、道中の街が見えたり、きれいなガルダ湖が見えて、楽しい旅路でした。

 

ガルダ湖バルト山の麓マルチェジネへ

 

バス番号438の終点が目的地のマルチェジネです。

どこで降りるのか心配せずにバスの旅を楽しめました。

 

マルチェジネでランチと観光

長いバス旅を終えてマルチェジネに到着すると、もうすでにお昼近く。

バルド山へ行く前にマルチェジネで少し観光し、ランチを食べることにしました。

 

マルチェジネはガルダ湖の人気の街のようで、観光バスでの団体観光客も多く来ていました。そのほとんどがドイツ人観光客です。

 

マルチェジネではイタリア語よりもドイツ語の方がよく聞こえてきます。

 

バルト山の麓でガルダ湖に面しているマルチェジネはとっても可愛かったです。

自然とかわいらしい街の融合に恋しました。

 

マルチェジネ観光

 

細い小道も多くて、目的なくただ街ブラするのが楽しかったです。

お店やレストランがたくさんありました。

 

マルチェジネ観光

 

Captains Palace (伊:Palazzo dei Capitani)と呼ばれる中世のお城は、現在市役所や図書館、資料館として使われているようです。

 

お城の中庭だった場所にも行けて素敵なガルダ湖を眺めることもできます。

 

マルチェジネ観光

 

マルチェジネは「マルチェジネのスカリジェロ城」も現存します。

私たちは時間がなくスカリジェロ城には行かなかったのですが、それでも外から見るその立派にそびえたつ姿はかっこよかったです。

 

マルチェジネ観光

 

マルチェジネでランチに行ったのは「Mignon」というレストランです。

歩いていて見つけたかわいらしいレストランで、Googleマップでも4.6の高評価です。

 

私が食べたのはペペロンチーノ。ただのペペロンチーノではなくトマトも入っていてちょっと豪華でした。彼が食べたのはラビオリでした。彼は「ここでのランチでイタリア旅行での一番おいしかったごはん」だと大満足でした。

 

お値段もお手頃でメニューも豊富。おすすめです!

 

マルチェジネ観光&ランチ

 

【レストラン「Magnon」情報】

住所:Via Antonio, Via Bottura, 28, 37018 Malcesine VR, イタリア

冬場の閑散期は臨時休業をしているようです。

 

ガルダ湖バルド山へ

マルチェジネを散策し、腹ごしらえをした後は、本日の1番の目的地であったバルト山へ!

 

バルト山へはロープウェイを使って登ります。

登山好きの方はバルト山ハイキングをすることも可能ですが、想像している以上にちゃんとした山でした。

 

ロープウェイ乗り場でチケットを購入することが出来ますが、私たちは窓口の人にオンラインでチケットを買った方が安いと案内され、その場でオンラインで購入。

 

ロープウェイは2段階式になっています。

  1. バルド山麓の乗り場から中腹まで
  2. バルド山中腹から頂上まで

 

1までだと往復で€15、2の頂上までだと往復で€25です。

頂上まで行く場合は、一度中腹でロープウェイの乗り換えが必要です。

 

私たちが行った日は頂上付近は雲に隠れていたので、中腹まで行くことにしました。

 

ガルダ湖バルト山へ

 

ロープウェイからもスカリジェロ城が見えます。

思っている以上にロープウェイのスピードが速く、どんどん上へと昇っていきました。

 

ガルダ湖バルト山へ

 

バルト山の中腹に到着。

 

ガルダ湖と湖の反対側に見える山々が霞がかっているのが残念ですが、それでものどかで「アルプスの少女ハイジ」を思い浮かべる景色でした。

 

ガルダ湖バルト山

 

牛さん達には首元にベルが付けられていて、牛が動くたびに「カランコロン、カランコロン」とベルが鳴り、風情がありました。

 

ガルダ湖バルト山

 

バルト山観光後にはラツィーゼも観光したかったので、バルト山観光はそこそこにして、再びロープウェイで下山しました。

 

ラツィーゼ観光

ガルダ湖ラツィーゼ観光

 

バルト山観光を終え、マルチェジネの街までロープウェイで降りてきたあとは、行きに乗ってきたバス(483番バス)の逆方面行きに乗ります。

 

バスは1時間に1本と少なく、また乗車したい人が多く過ぎてバス停に遅く来た人は乗れない人もいたほどです。バス停には早めに到着し、バスが来たらすぐ乗れるようにスタンバイをしておくことをお勧めします。

 

またバスでの長旅に備えトイレを利用したい人は、バス停の近くにあるインフォメーションセンターで€1で利用することが出来ます。

 

バスに乗ってラツィーゼまでは1時間ちょっとです。

 

ラツィーゼは城壁に囲まれた街で、他のガルダ湖畔の街同様に歴史を感じられるところでした。

 

ガルダ湖ラツィーゼ観光

 

湖沿いにプロムナードがあり、穏やかなガルダ湖に沈む夕日を眺めながらのお散歩は心が清められる感じがしました。

 

ガルダ湖ラツィーゼ観光

 

夏にはボート観光も盛んなのかもしれません。

 

ガルダ湖ラツィーゼ観光

 

ところどころ見える城壁がかっこよかったです。

 

ガルダ湖ラツィーゼ観光

 

お土産屋さんもたくさんありました。

 

ガルダ湖ラツィーゼ観光

 

可愛い街並みと城壁が一度に見れるのが最高です!

 

ガルダ湖ラツィーゼ観光

 

予定にはなかったのですが、せっかく1日バス券を購入したので途中下車したラツィーゼは本当に訪れてよかった街でした。

 

ペスキエーラ・デル・ガルダで最高のジェラート

ガルダ湖ジェラート

 

ラツィーゼ観光終了後は再びバスに乗りペスキエーラ・デル・ガルダへ戻ります。

 

ペスキエーラ・デル・ガルダから滞在しているアパートまでは自転車での帰路になるのですが、その前にペスキエーラ・デル・ガルダでイタリアならではのスイーツ、ジェラートを食べることに!

 

たくさんジェラート屋さんがあるのですが、私が行ったのは「La Romana」というジェラート屋さんです。

 

1947年から営業している老舗で、乳製品を使用していないビーガンジェラートも販売しています。

 

「La Romana」に入ろうか悩んでいると、お店の中にいるイタリア人のお客さんが

 

「ここはガルダ湖で一番のジェラートだよ」

「絶対食べた方がいい!」

 

と何人もの方に勧められました。

 

実際にお店に入ると、注文する前に気になるフレーバーの試食もさせてくれました。

どれも美味しくて悩みましたが、私はチョコレート味を!

濃厚で舌触りもよく、大満足です。

 

 

ガルダ湖東観光:まとめ

田舎の観光には車がないと不便なことも多いですが、ガルダ湖東は1つのバス会社で運営されているため、1日バス券などお得な料金設定もあり思っていたよりも観光がしやすかったです。

 

どの町もこじんまりとしていますが、風情があり、本当にガルダ湖に恋に落ちてしまいました。