私も遂にコロナのワクチンを接種してきました。
イギリスにいる方のほとんどがワクチン接種済みなのでブログには書かない予定だったのですが、少し特別な体験をしたので記録しておきます。
イギリスの方々より比較的日本人は小柄な方が多いので、もしかしたらどなたの役に立つこともあるかなと思います。
イギリスのコロナワクチン状況
イギリスでは6月18日より全ての成人(18歳)がコロナワクチン接種の予約ができるようになりました。
6月中旬の今、コロナワクチンの1回目の接種をしている人は30歳前後の方が多いかと思います。
40代の方の多くが既に2回目のワクチン接種が完了しているようです。
私がワクチン接種にいった6月17日は1回目の接種の人は予約が必要でしたが、2回目の接種の人はウォークインで予約なしでも受けられるようでした。
私が行ったワクチンセンターでは、1回目の接種の人はファイザー、2回目の接種の方はアストラゼネカでした。若い世代には血栓が心配されるアストラゼネカを打たない様にしているので、アストラゼネカに余裕があり、ウォークイン対応をしているのかもしれません。
コロナワクチンの接種
ワクチンセンターはスタッフやボランティアの方々のおかげで、徹底した一方通行で至近距離に人が集まらないようになっていたり、効率よくワクチンを打てるようになっていました。
私は1回目の接種だったので予約が必要でしたが、予約の5分前以前には会場に入れないようになっていました。屋内に人が多く集まらない様にだと思います。
入り口で予約番号を見せ、あとはスタッフの指示に従って列に並ぶだけです。私が列に並んでいたのは15分ほどだったかと思います。
自分の番が来て、ワクチン接種ブースに入るといくつかワクチン接種に当たり確認の質問がありました。
- 名前や生年月日の確認
- 過去7日以内にコロナの症状はあったか
- 過去7日以内に何らかのワクチンを打ったか
- 妊娠の可能性はあるか
- アレルギーはあるか
- アナフィラキシーショックの経験はあるか
- 今から打つワクチンはファイザーだけどいいか
などの質問でした。
これらの質問に答えて、いざワクチン接種!と思い指示される通り服の袖をまくり上げ、ワクチン接種される準備をしました。
コロナワクチンを足に打たれた
コロナワクチンは腕への注射だということをニュース映像でたくさん見てきましたし、ワクチン後注射した腕が痛いなどを聞いていた私ももちろん腕に打たれるものだと思っていました。
そのため、ちゃんと袖をまくりやすい半袖のTシャツを着て行きました。
しかし、腕まくりをして腕を見せてたのですが、ワクチンを打つ担当者に少し不安そうな目で見返されました。
その後私の腕をちょっと触りながら、"hmm”と。
この時点では私の左腕にあったハンコ注射の痕が問題なのかな?と思いました。
「イギリスの方も打っているBCGだよ」と伝えた方がいいかな、と一瞬迷っているすきに、担当の注射の方が正式なナースの方を呼びに行ってしまいました。
どうやら担当の方は見習いナースなのか、コロナワクチンのためにトレーニングされた方なのか、経験のあるナースにアドバイスをもらうため呼びに行ったようです。
戻ってくると二人して私の腕を見て、
「奥まで針を刺さなければ大丈夫だと思うけど、足の方がいいかもね。不安だったら私が打とうか?」
「多分大丈夫だと思うけど、スーパーバイザーに聞く?」
と話し始めました。
ナースの方がスーパーバイザーを呼びに行っている間に、担当の方が説明してくださったのですが、筋肉注射なので筋肉が少ない/薄いと刺さりすぎちゃうとか。。。。
私の友人が3か月くらい前にワクチン接種をしたのですが、筋肉ではなくどうやら肩に注射されてしまったようで、今でも肩が痛く肩を下にして横になれず、病院に通っているということも少し前に聞いていました。
筋肉注射はちゃんと筋肉に打たないと受けないようです。
ナースの方がスーパーバイザーと一緒に戻ってくると、3人で私の腕と足を見比べながら、「大丈夫だと思うけど、もしものために足がいいかもね」と再び話合い。
担当の方は足に注射を打ったことがなかったらしく、ナースの方が私の足にワクチンを打ってくれることになりました。
ワクチンブースは人が行き来できるように完全な密室ではなかっため、別ブースに移動しました。ワクチンを接種後15分ほど様態の急変がないか休んでから帰るのですが、様態が急変した方が横になれるようパーテーション囲まれたスペースに行きました。
そこでジーンズをひざ下まで下ろし、太ももの筋肉にワクチンを打てるようにしました。ベッドに座ってワクチンを打つ足を一度膝を伸ばし持ち上げ、筋肉の位置と注射する位置を確認されました。
後は膝をまげ普通に椅子に座った状態(筋肉がリラックスした状態)でワクチンを打たれました。
腕に打たれた方が言われているのと同じで、ちょっとチクっとするくらいであまり痛みはありませんでした。ワクチン前の消毒もなかったです。
私は出血がほぼなかったので、そのままジーンズを履き終了です。
後は普通に腕に注射された方と同様に、15分様子を見てから帰宅です。
足にワクチンを打つと
ワクチンを打った後に腕の筋肉が張っていて、腕がだるかったり上げられなかったとよく聞きますが、足の場合も同様でした。
ただ腕のワクチン接種は利き手ではない方に打ってもらいますが、足は聞き足ではなくても日常生活で歩くのに両足使うので、ワクチン接種後の数日、腕に摂取した方よりも痛みを感じる機会が多かったのではないかと思います。
ワクチンを打たれた足の筋肉が張っていて、極度の筋肉痛といった感じでした。
筋肉を伸ばすのがとても痛く、床に座ろうと正座などの膝を曲げて座る座り方は、ワクチンを打った当日と翌日はできなかったです。
腕にワクチンを打った場合は、腕をあげるのが痛くシャンプーをするのに苦労したと聞きましたが、足にワクチンを打った場合は歩く際にも筋肉を使うので、ワクチンを打った翌日は特に歩くのに少し苦労しました。
筋肉痛のようなものなので歩き始めてだいぶすると筋肉が温まり、少し動きやすくなるのですが、歩き始めや特に階段を降りる時に痛みがあり、びっこひいていしまう程でした。
ただ腕の注射と同様に、ワクチン接種の2日後くらいにはだいぶ良くなり、やや痛みはあるもののほぼ意識せずとも生活できるほどに戻りました。
足にワクチンを打たれる可能性のある人
私は骨太で骨格がとてもいいものの、筋肉があまりある体質ではありません。
腕の太さは日本人平均よりはやや細めかもしれませんが、骨と皮だけといったとっても細いわけではなく、二の腕はムニムニでとても柔らかいです。
ただイギリス平均よりは細いと断言できると思います。
今後もし、腕の筋肉が少ないと思う方やスリムな方は、ワクチン接種の際に足に打たれる可能性があることも頭に入れておいてもいいかもしれません。
足に打つとなるとジーンズを下ろして下着が見える状態になるので、丈の長いトップスを着たり、きれいな下着を履いて行ったりした方がいいかなと。
また、今後子どものワクチン接種が始まった際には、子ども用の短くて細い針の注射になり問題ないかもしれませんが、足に打たれる可能性があるかもしれないなと思いました。
スタッフの方に感謝
今回ワクチン接種をして、本当にスタッフやボランティアの方々に感謝だなと思いました。
スピードも重視しながら、きちんとワクチン接種する人の様子をみて対応してくれていることが分かり、安心しました。
私が入ったワクチンブースの担当の方がきちんと、本当に肩の筋肉に打って大丈夫なのかなと疑い、ナースやスーパーバイザーに確認してくださったので、本当によかったです。
まさかの腕ではなく足に打たれるとは思ってもおらず、まさかの体験でした。
でも筋肉を付けるために筋トレしないとですね。。