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『The Saturday Morning Park Run』【洋書多読・洋書レビュー】

『The Saturday Morning Park Run』【洋書多読・洋書レビュー】:plain

 

『The Saturday Morning Park Run』というタイトルが気になり、Kindle版が安くなっていたからという理由で購入し、読んでみた1冊です。

 

読んでみるとなんだか心が軽やかになり、コロナ禍で不安な気持ちになることの多いこの時期、少し明るい気持ちにしてくれる1冊でした。

 

『The Saturday Morning Park Run』あらすじ

仕事命で頑張ってきたクレアは同じように仕事命で働いているアッシュという男性に思わぬアクシデントから出会う。二人はデートへ行き、完璧なデートをしたかと思っていたところ、アッシュは突然クレアのメッセージに返事をせず、姿を消してします。

 

そんな中クレアは仕事と自分の心を繋いでいた細い一本の糸が切れてしまい、休職することに。

 

身勝手なクレアの妹の提案によりクレアは休職中に姪っ子2人を預かることとなった。姪っ子たちの面倒を見ながらも自分の心のバランスを保つためエクササイズをしに公園へ行くと、変わり者なおばあさん・ヒルダと出会う。

 

変わり者のヒルダを通してクレアは再びアッシュと再会。そしてヒルダはパーク・ランという毎週土曜日に行われるランニング大会を3人が出会った地元の公園で開催しようと、二人に提案する。

 

強引なヒルダのプランに巻き込まれ二人はパーク・ランの主催者となり、計画し実行に移していく。その過程で二人は多くの人とであり、また二人は人生にとって大切なものを見つけていく。

 

『The Saturday Morning Park Run』を読んだ感想

『The Saturday Morning Park Run』の読み始めは、クレアとアッシュという仕事命の二人の恋の始まりが描かれていて、正直ロマンス本にあまり興味のない私は、あまり私が期待していた読みたかったような本ではないなと思っていました。

 

しかし、そこで読むのを止めないでよかった!というのが正直な感想です。

 

読み進めていくとどんどん不思議なヒルダの世界に引き込まれていきます。素敵な友情や家族のつながり、血がつながっていなくても家族になれることやコミュニティーの一員となること、人と人とのつながりなどが描かれていて、心温まる1冊でした。

コロナ禍で体感できなくて飢えているものであると同時にこの大変な時だから大切にしないとと感じていたものと重なりました。

 

笑いあり、恋愛あり、ドラマありの1冊です。

ブコメ映画になりそうなストーリーであると同時に、この大変な時期だからこそ、大切なことを思い出させてくれた『The Saturday Morning Park Run』は読んでよかったと思う1冊です。