環境問題について話題の絶えないイギリス。
特にプラスチック製品の使い捨てに対するニュースを見ない日はほぼありません。
ペットボトルは買わないで、Myボトルを持ち歩こう!とか、
プラスチックのストローは1回しか使われないで捨てられるので、廃止しよう!とか、
綿棒の棒の部分をプラスチックで作るのをやめよう!などなど。
本日もプラスチックに関するニュースがありました。
それはイギリスの大手スーパーマーケットで販売されているビニー ル袋の販売数が昨年の半分に抑えられているというニュースです。
イギリスではビニール袋は有料
イギリスのイングランドでは2015年10月から従業員が250 名以上いるお店ではビニール袋は有料にしなくてはいけないと決められました。250名以上の従業員とは1つの会社に対してであって、もちろん1つの支店ではありません。
なので、ほとんどのスーパーマーケットやファッションショップが対象になります。
そして更に2018年にはビニール袋1枚に対して、最低でも10 ペンス(日本円で約13円、2019年8月現在) を課金しないといけないと決められました。
お店がビニール袋の販売で得た収益は慈善団体に寄付されているようです。
ビニール袋削減に成功
イギリスの大手スーパーマーケットで2018年~2019年の期間に販売されたビニール袋は、その1年前の半数に減少したとのこと。
2015年にビニール袋が有料化されてからは、90% の削減だそうです。
2014年は平均して年間に1人当たり140枚のビニール袋を使用していたそうですが、現在は平均して年間1人当たり10枚のビニール袋を購入している計算になるそうです。
5年間で大きな前進に感じます!
減らすべきはビニール袋だけではない!
5年間で90%ものお店でのビニール袋が削減されたと思うと、すごいことです。
やればできるじゃん!ビニール袋をもらえる生活に慣れていても、 Myバッグを持ち歩く生活に人はシフトできるんだ、と思いました。
そしてこれができるなら、日本でもコンビニのビニール袋を廃止もしくは有料化することもできるだろうし、その他の今はあって便利で当たり前のものに対しても環境のことを考えて行動できるのが当たり前になる日が来るかも知れないな、とも思います。
このニュースに対して、
- スーパーマーケットでのビニール袋の販売数は減ったけど、今まではビニール袋をゴミ袋に使っていたけど、今はプラスチック製のゴミ袋やリサイクルゴミの袋を購入するようになったので、そういったビニール製袋の数ではどうなのか?
- ビニール袋のトータルの数ではなく、トータルの重さはどうなのか?ビニール袋は何回も使える様に、 以前よりも厚みが増しているので、トータル枚数ではなくて、トータルの重さでは今出ている数値程は削減されていないんではないか?
などの意見も上がっています。
環境問題は1つの側面だけからでは、必ずしも解決に向かっているかは測れないものかなと思いますが、そうは言っても人の環境問題への意識が変わったことは大きなことだな、と思います。
環境問題に対して意識の高いイギリスから日本も学ぶことがあるのかな。
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