ワーキングホリデーに行くのに多くの人が悩むであろう役所関係のことの一つが、年金の支払いではないかと思います。
年金の支払いは20歳以上の日本国民の義務ですが、日本国籍を持っていて、海外転出届を出していて日本に住民票のない人は、国民年金への加入は任意になります。
つまり、国民年金に加入してもしなくてもどちらでもいいってこと!お好きなように、と!
2017年から年金の制度が変わり、年金は10年以上支払えば老後に年金がもらえる事になったので、ワーホリへ行かれる方は1~2年今支払わなくても老後に年金がもらえるかどうかには影響しないので、支払わない方が多くいると思います。
私もその予定でした。
だって2年間の年金って合計すると約40万円弱もかかるんですもの!
ただでさえワーホリに行くことは、どのくらい生活費がかかるか行ってみないとちょっと不透明で不安な中、約40万円弱はとても大きな出費です。
ただ私は年金について2つの勘違いをしていました。
今回は私がワーホリ中でも年金を支払うことにした2つの理由をご紹介いたします。
1、帰国後にさかのぼって払えない
1つ目の私の勘違いは、2年間国民年金は支払っていなくても、2年後に過去2年間分の年金の遡って支払えると思っていたことです。
さかのぼって支払えるのならば、2年後に日本に帰国した時に金銭的余裕があれば支払えばいいかなと考えていました。
そうすればトータルの支払った年金額は普通に日本にいた際と変わらない金額になるので、将来老後にもらえる年金が普通に日本にいた人と同じにもらえるかな、と考えていました。
しかしこれ、間違えだったんです。
市役所に住民票を抜きに行った際に市役所の方に確認したところ、2年間までなら年金は確かに遡って支払えるのですが、それは支払いの義務があったにも関わらず支払っていなかった人だそうです。
つまり、住民票を抜いて国民年金への加入が任意になった私は、年金の支払いが義務ではなかったので、2年間分の年金を遡って支払うことはできないそうです。
どうしてもこの払わなかった2年間分の年金を払いたい場合は、60歳を過ぎてから追加分としてなら払えるそうです。
60歳過ぎてからって覚えてる自信もないですし、独身貴族の支払えるうちに支払いたいと思ったのにな、、、
この2年間分なら遡って年金の支払いができると思っていた勘違いが、ワーホリ中でも年金を支払うことにした1つの理由です。
いくら将来もらえるかわからない年金でも、将来に微々たる期待も込めて支払うことにしました。
2、年金に加入していないと障害年金の対象外になるから
これは全くの想定外。というか、年金って将来老後にもらうものだと思っていたけど、障害年金をいうものもあるんですね。。。
母親の「年金払わないと障害年金はどうなるの?」の一言で、気づかされました。
ちなみに、こちらが年金機構による障害年金の定義です。
障害年金は、病気やケガによって生活や仕事などが制限されるようになった場合に、現役世代の方も含めて受け取ることができる年金です
この障害年金は厚生年金にしろ国民年金にしろ加入していれば、海外にいても受け取ることができる年金だそうです。
ただこれが障害年金を受け取る原因となった病気やケガの最初の診察を受けた時に、加入していた年金(厚生年金もしくは国民年金)から、障害年金が支払われるそうです。
つまり会社を辞めて住民票を抜いてワーホリへ行くと、厚生年金にも国民年金にも加入していない状態になります。万が一病気やケガをして生活や仕事が制限されるようになった場合、障害年金は受け取れない事になります。
通常の仕事を辞めるだけでは、
会社を辞める= 厚生年金の脱退 → 国民年金への加入義務
となりますが、
仕事を辞めて海外転居のため住民票を抜く場合、
会社を辞める= 厚生年金の脱退 → 住民票を抜く=国民年金への加入は任意
となります。
ですので国民年金への加入手続きをしないと、厚生年金へも国民年金へも加入していな状態となってしまいます。
そんなことはあって欲しくありませんが、万が一大病や大けがをして障害を負うようになってしまった際に少しでも国からサポートしてもらえるのなら、2年間で約40万円弱の年金も安心料と思えば決して高くないかなと思いました。
しかもこの40万円弱のお金は掛け捨ててる訳ではなく、将来もらえるであろう年金を支払っていると思えばちょっとは納得いくかな。
正確には国民年金は、月々¥16,340です。
¥16,340×24ヵ月=¥392,160
2年前納すれば、2年間の合計金額から約¥15,000お得になります。
会社員として給与から天引きされていると一体いくら払っているかも気にしたことのなかった年金。
100%将来戻ってくるかはわからないけど、もしもの時に自分を少しでも救ってくれるかもしれないし、今の日本のお年寄りのためにもなっていると思って、約40万円は痛い出費ですが、私はワーホリ中も支払うことにしました。
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