夏の思い出を今更振り返ります。
夏に初めてウェールズに行きました。行ってきたのは北ウェールズのスランディッドノです。おしゃれな昔ながらのイギリスの観光地といった感じの場所で、素敵な思い出を作ることができました。
北ウェールズ・スランディッドノ

私の初めてのウェールズの旅はおしゃれな昔ながらのイギリスの観光地『スランディッドノ』でした。
Llandudnoと綴ります。
もし私がこのLlandudnoの発音をカタカナにするのなら、「クランドゥドゥノ」が近いのではないのかと思います。ですが、ウェールズ語でLLとLが2つ重なる音はのどの奥から出てる音で、カタカナで表現できない音だなと思います。喉を鳴らす「ス」と「ク」の間の音です。
カタカナ表記の仕方を悩みましたが、今回はGoogleマップが言う通り「スランディッドノ」と表記します。
「スランディッドノ」への行き方
私はリバプールからスランディッドノへ行きました。
リバプールからスランディッドノへの電車での行き方は、リバプール→チェスター→スランディッドノ・ジャンクション→スランディッドノです。
ロンドンから行く場合は、ロンドン・ユーストン駅→チェスター→スランディッドノ・ジャンクション→スランディッドノです。3時間半ほどで行くことができます。
途中通るチェスターは約2000年前にローマ人がイギリスにやって来た時に栄えた歴史ある街です。寄り道をして観光をするのもおすすめです。
イギリス チェスター観光*オススメ観光スポット6選 - イギリス生活記
スランディッドノ観光
北ウェールズのスランディッドノはイギリス・ウェールズの昔ながらの観光地です。
特に年配の方に人気の海沿いのリゾートです。のんびりした雰囲気の街です。昔からリゾート地として発展した場所なので、日本で言うと熱海や伊豆のような雰囲気に近いかと思います。
スランディッドノの近くの街にはバンガローを借りるなどより家族向けな観光地も多くありますが、スランディッドノは昔から少しお金のある家族連れや年配の方が休暇を過ごす場所として知られています。
コロナウイルスの影響でイギリス全土がロックダウンをした際、「ヤギに乗っ取られた街」としてヤギが街中を我が物顔で歩いている動画が流行りました。その「ヤギに乗っ取られた街」がまさに、スランディッドノでした。
スランディッドノの観光名所をご紹介します。
スランディッドノ・ピア(桟橋)

イギリスの海辺の街には必ずピアと呼ばれる桟橋があります。もちろん、スランディッドノにもあります。
スランディッドノ・ピアはウェールズにある桟橋の中で1番長く、イングランドとウェールズを合わせても5番目を誇る長さです。

夏の観光シーズンには桟橋上に子どもが遊べる小さな移動式遊園地が特設され、小さなお子さん連れの家族で大変にぎわっていました。私が行った際は雨が降っていたのですが、イギリス人のご家族は雨なんぞ気にせず、小さな遊園地を楽しんでました。
桟橋上には小さなショップやカフェ、綿菓子屋さんやドーナツ屋さん、フィッシュアンドチップス店も並んでいました。イギリスのビーチや海辺では綿あめやドーナツ、フィッシュ&チップスを食べるのが定番です。定番の食べ物は勢ぞろいでした。
不思議の国のアリスを辿る

スランディッドノには『不思議の国のアリス』のキャラクターの木彫りの像が街のあちこちに置かれていました。そんなキャラクターめぐりをする「不思議の国のアリスウォーク」は、スランディッドノでのんびり休暇を過ごす方々の人気アクティビティです。
私は、「なぜ不思議の国のアリス?」と思ったのですが、どうやら『不思議の国のアリス』のモデルとなったアリスちゃんが実際に子どものころ毎年のように家族旅行でスランディッドノに来ていたそうです。

アリスちゃんのお父さんはオックスフォード大学の教授でした。このことからも古くからスランディッドノはちょっと裕福なご家族がホリデーを過ごしに来る場所だったことがうかがえます。
グレート・オーム(Great Orme)

スランディッドノは海に突き出た半島です。
その突き出た部分は丘になっていて「グレート・オーム」と呼ばれています。
スランディッドノに行ったら絶対に行かなくてはもったいない!!という程美しい場所でした。
急こう配な丘を登って半島をぐるっと一周歩いたのですが、丘から見える海とスランディッドノの街並み、海岸沿いにきれいに並ぶ歴史ある建物のホテルなど、目に入るものすべてが美しかったです。私のスランディッドノ旅行のハイライトです。

丘には羊やヤギ、野ウサギもいました。野ウサギは警戒心が強くなかなか写真に収めることは難しかったのですが、ヤギも羊も自由気ままに生活しているようでした。
このヤギたちがロックダウン中に街に降りてきたのか~

私は急こう配な丘を歩いて登ってグレート・オームへ行きましたが、車で行くこともできます。また、私がスランディッドノに行った際には運航していなかったのですが、トラムも通常は走っているようです。


スランディッドノで名物フィッシュ&チップスを食べる

イギリスの海辺の街の名物と言えば、フィッシュ&チップスです。
もちろん、スランディッドノにもたくさんのフィッシュ&チップス店があります。
私は「Barnacles Fish & Chip」に行ってきました。
私が数あるお店からここを選んだ理由は
- 並ぶほど人気だったから
- レビューが4.3/5と高かったから
- ベジタリアン&ビーガンメニューが豊富だったから
です。ベジタリアンやビーガンメニューのほかにグルテンフリーにも対応しています。
私はヴィーガンなのでお魚は食べません。
ここではヴィーガン版のフィッシュフィンガーとチップスを食べました。フィッシュフィンガーはイギリスの子どもが大好きな食べ物です。本物のお魚の場合は、白身魚をほぐしてスティック状にして衣を着せてあげたものです。

初めてヴィーガンフィッシュフィンガーを食べましたが、とってもおいしかったです。お魚の磯の香りはしないですが、本物っぽい味でした。
チップスは脂っこすぎずいい具合のお芋のほくほく感があっておいしかったです。さすが評価の高いお店だけありました。
スランディッドノ観光:まとめ
今回初めて北ウェールズのスランディッドノという場所に行ってきまた。ウェールズ自体初めてでしたが、自然豊かでのんびりもしていて、人も優しくとっても素敵な場所でした。
まさにイギリスらしい旅行が楽しめる場所だな、と感じました。
スランディッドノのすぐ近くにはコーンウェイというコーンウェイ城が有名な街があります。私はスランディッドノからの帰り道に寄りました。とってもオススメです。コーンウェイ観光についても、またご紹介したいと思います。
北ウェールズ・コンウィ観光 コンウィ城はラピュタの城のモデル! - イギリス生活記
アリスのモデルとなった本物の少女アリスちゃんが休暇をすごしたスランディッドノ。
公共交通機関を使っても案外簡単に行ける場所でした。
自然好き、不思議の国のアリス好き、イギリスらしい休暇を体験したい、という方に是非オススメの観光地です。
こちら↓のボタンをポチっとしていただけるととっても嬉しいです。