イギリス・ロンドンを歩いていると、思いがけないものに出会い、新しい発見があることがすごく多いです。歩けば歩くほど、こんなところにこんなものが!という発見があります。
先日ロンドン内をお散歩していると「ナイフ回収ボックス」なるものを発見しました。
「ナイフ回収ボックス」?
一体だれがどんな目的で置いたのでしょうか?
そしてどのくらいのナイフが回収されているのでしょうか?
気になったので調べてみました。
ナイフ回収ボックス
私がロンドン内をお散歩していて見つけたナイフ回収ボックスは、こちらです。↓
閑静な住宅街、しかもなかなかな高級住宅街の近くにありました。少し荒れた、あまり安全ではないと言われているエリアに置いてあるわけでもなく、本当に周りに特に何もない閑静な住宅街の道端に「ナイフ回収ボックス」は置かれていました。
Word 4 Weapons
イギリスの道端にある「ナイフ回収ボックス」は、Word 4 Weaponsというチャリティー団体によって設置されています。
ロンドン内だけでなく、イギリスの他の都市にもこの「ナイフ回収ボックス」はあるようです。
イギリスで起こる傷害、殺人事件ではナイフによる犯罪の数が圧倒的に多いそうです。そのため、ナイフを持つ人に対しての取り締まりが厳しくなっています。そんな背景もあり、ナイフ回収ボックスは設置され始めたそうです。
ナイフ回収ボックスの数
私はロックダウン中にお散歩をしていて、家から徒歩1時間以内で2つのナイフボックスを見つけました。そこで、ナイフ回収ボックスがいくつあるのか調べてみたところ、ロンドンだけでも23個はあるようです。(Word 4 Weaponsによるナイフ回収ボックス数)
回収されたナイフの数
ロンドン警視庁の発表によると、ロンドンにある「ナイフ回収ボックス」から回収されたナイフの数は、500以上だそうです。ただ、この数字はどのくらいの期間で回収されたものかは発表されていませんでした。ナイフと合わせて、そのほかの武器も一緒に回収されたそうです。
ナイフを持つような人はその行為がいけない、危ないことだとは認識できていなく、ナイフボックスにナイフを入れすような人は、もともとナイフを持っていないだろう、と持っていました。なので本当に「ナイフ回収ボックス」にナイフを入れる人がいること、そして500以上ものナイフが回収されたことに正直衝撃です。
ナイフ回収ボックスは安全なの?
ナイフ回収ボックスが街に設置されていると聞いて、正直気になることは、この回収ボックスが犯罪の標的となり、危険をばらまくことにはならないのか?という疑問が湧いてきます。
調べてみると実際に「ナイフ回収ボックス」が犯罪の標的になったことがあるようです。
2019年3月にイギリスの西部の街にあたらしくナイフ回収ボックスが設置されてました。しかし設置された翌日には、なんと見事に「ナイフ回収ボックス」は壊され、回収されていたナイフは盗まれたという事件が起こったそうです。
ナイフ回収ボックスから盗まれたナイフは、回収ボックスからあまり離れていない場所で見つかり、また犯行の一部始終はCCTVによってとり抑えられていたいたそうです。
ナイフ回収ボックスが実際に犯罪の対象になった事にも驚きですし、回収ボックスが設置された翌日までにナイフが回収ボックスに回収されていたことにも、正直驚きな事件です。
イギリスの道端にある「ナイフ回収ボックス」:まとめ
お散歩をしていて偶然道端で見つけた「ナイフ回収ボックス」。
イギリスのナイフによる犯罪を減らすため、ナイフの所持を減らすために、ロンドン内のあちこち、またロンドン内だけでなく、イギリスのいろいろな街に設置されていることが分かりました。
ナイフ回収ボックスが設置されていても、実際にナイフの回収に協力するような人はいないのではないかと思いましたが、多くのナイフが回収されているようです。
イギリスの犯罪を減らすことに貢献しているようです。