ハリーポッターファンなら誰もが憧れる空間「ホグワーツの大広間」
モデルとなったのはイギリスのオックスフォードにあるクライストチャーチカレッジの大広間です。
オックスフォード・クライストチャーチカレッジは観光客向けに一般公開されていて、「ホグワーツの大広間」のモデルになった大学の大広間ももちろん見学することができます。
しかし、大広間を見学するだけでなく、大広間で朝食を食べる経験ができる方法があるんです!
それはクライストチャーチカレッジの大学寮に宿泊すること!
有名な大学の大学寮に宿泊でき、更に朝食はハリーポッターのホグワーツの大広間のモデルとなった大広間で食べれるなんて、最高の経験!イギリスに行ったら絶対経験したい!と思っていました。
そしてついに夢が現実に!
オックスフォードクライストチャーチの大学寮に宿泊し、ホグワーツの大広間で朝食を食べた体験談を記したいと思います。
- ホグワーツの大広間で朝食!クライストチャーチの大学寮に宿泊
- クライストチャーチ大学寮の様子
- 大学寮に宿泊してクライストチャーチ大学内を自由に見学
- ホグワーツの大広間で朝食
- ハリポタ大広間で朝食後は大学内と牧草地をお散歩
- ホグワーツの大広間で朝食!クライストチャーチ寮に滞在:まとめ
ホグワーツの大広間で朝食!クライストチャーチの大学寮に宿泊
一般公開されているクライストチャーチ大学ですが、一般公開で見学に来ても大広間では写真を取れるだけ。
もちろん、これだけでもハリーポッターファンにとっては十分すぎるのですが、
- ズラーっと並んだ名がテーブルに腰を掛けてみたい
- ハリー達の様にここで食事をとってみたい
と思う方も多いかと思います。
実は、その夢叶うんです!
その方法とは、クライストチャーチの大学寮に宿泊すること!
大学寮なので通常の大学の授業が行われている期間はもちろん学生が滞在しています。しかし、学生が実家に帰っている夏休みや冬休み、イースター休暇など、大学がお休みの間クライストチャーチ大学では大学寮を一般の方がホテルとして宿泊できるようにしてくれています。
そしてクライストチャーチ大学の場合は大学寮に宿泊できるだけでなく、クライストチャーチ大学の観光目玉である「ホグワーツの大広間のモデル」となった大学の大広間で朝食付き。クライストチャーチ大学に宿泊する人のほとんどは、大学寮に宿泊よりも大広間での朝食の方がお目当てかと思います。
*クライストチャーチカレッジだけでなくイギリスでは特に長い夏休みの間、大学が収入を得る手段として大学の学生寮を一般の旅行者が宿泊できるようにしている大学がたくさんあります。ホテルや場合によってはホステルに宿泊するよりも安いため、夏に大学街に旅行する人に大変重宝されています。
クライストチャーチカレッジにはいくつかの寮があるのですが、私が宿泊したのクライストチャーチ寮です。ダブルベッドに2人で宿泊し、大広間での朝食付きで100ポンドでした。
一人当たり50ポンドでクライストチャーチカレッジの見学、大広間での朝食付きだと思うと、かなりお手頃価格です!
ホグワーツの大広間で朝食を食べるために気を付けること
オックスフォード・クライストチャーチカレッジの大学寮は3種類あります。
- Christ Church
- 117 St. Aldates
- Liddell Building
の3つです。
この3つの内、ホグワーツの大広間のモデルとなった大広間で朝食を取ることができるのは2つ。
Christ Churchは宿泊時いつでも大広間での朝食を取ることができます。
117 St. Aldatesは8月後半から9月中旬のみ、朝食付きで予約した場合のみ大広間で朝食を取ることができます。
クライストチャーチカレッジの寮に宿泊すれば、どの寮でもいつもで大広間で朝食が取れるわけではないのでご注意ください。
*特別な行事などの状況により大広間で朝食を食べられない場合もあると思いますので、ご予約の際はよくホームページをご確認いただくことをお勧めします。
クライストチャーチ大学寮の様子
ホグワーツの大広間で朝食を食べることがメインでしたが、有名なオックスフォード・クライストチャーチカレッジの大学寮に宿泊できることもとても楽しみでした。
超名門大学の学生がどういった生活をしているのか、学生として過ごす気分を少し味わってきました。
私が宿泊したのは大学のキャンパス内にある大学寮クライストチャーチです。
まず、外観は大学の他の建物と同様なデザイン。クライストチャーチカレッジには大学の敷地内中央部に広間があり、それを囲うように授業が行われる建物や学生寮が建てられています。
宿泊せず一般観光客として訪れた場合、寮の中心部にあるゲートがオーディオガイドを返却する出口になっているようでした。
以前一般観光客として訪れた時にはこの建物が学生寮だとは気が付きませんでした。
建物の外観はオックスフォードの大学らしい素敵なデザインですが、中は古い大学寮感が溢れていました。2つのイギリスの大学寮に滞在したことがあり、友人が住んでいる大学寮にもいくつか訪れたことがありますが、どの大学寮より階段や通路は古さを感じました。
お部屋に入ってい見ると、大学寮にしては広いな!と思ったのが第一印象です。
私が宿泊したのはダブルベッドのお部屋です。お部屋によってはシングルやツインのお部屋もあります。
学生はこのデスクを使ってたくさん勉強しているのかと思うと、勉強をしなくてもここにちょっと座れるだけで嬉しかったです。
シャワーとトイレがお部屋についているEnsuiteタイプのお部屋に宿泊しました。
シャワーとトイレ、そしてお湯と水の蛇口が湧かれている感じから学生寮にいる感じが満載。しかしシャワーの勢いはとてもよく快適でした。
共有のシャワーやお手洗いを使いタイプのお部屋もあります。
私が宿泊したダブルのEnsuiteタイプのお部屋にはヘアドライヤーもシャンプーコンディショナー、シャワージェルなどのアメニティーも付いていたので、学生寮でもとても快適に過ごすことができました。
唯一ホテルと違うと思ったのは、お部屋にテレビがない事くらいです。
ここにも学生寮らしさを感じます。
しかし普通の大学の寮と違うなと思ったことが2つありました。
- 教授も大学寮に住んでいる(?)
- ハウスキーパーさんがいる
私が宿泊したフロアの1つのドアには教授の名前の名札が付いていました。恐らく教授が生活をされているようです。今までイギリスの大学の学生寮で教授が住まわれているのを見たことがないのでびっくりしました。
もう一つ驚いたのは寮にハウスキーパーさんがいることです。
寮の建物内にScoutsの部屋という部屋がありました。スカウツって何だろうと調べてみたところ、クライストチャーチカレッジの大学寮のハウスキーパーさんのことのようです。
つまりどうやらこの寮に住んでいる学生は自分のお部屋のお掃除をしなくていいということかと思います。歴史ある名門校には昔ながらのしきたりが残っていて、学業に専業できることが本当に特権だったとことを感じさせられました。
大学寮に宿泊してクライストチャーチ大学内を自由に見学
クライストチャーチカレッジの大学寮に宿泊する場合、チェックインは15時からできます。
私は行くまではそんなに早くチェックインしなくてもいいかなと思っていましたが、早めにチェックインをすることをお勧めします。
理由は大学寮宿泊者はクライストチャーチカレッジ中を自由に見学できるからです。
通常クライストチャーチカレッジを一般観光客として見学に来ると入場料が16ポンドかかります。しかし、クライストチャーチカレッジの大学寮に宿泊すると別途料金を掛けず大学内の見学ができます。
大学内で一般公開されている場所のほとんどが一般観光客の入場時間が終了した後17時ごろに閉まってしまいます。寮に宿泊した際のチェックアウトは翌朝10時。翌朝大広間での朝食を満喫していると大学内の見学に割く時間がどうしても少なくなってしまいます。
そのため、チャックインは早めに行い大学内見学をすることをお勧めします。
大学内のチャペルも素敵でした。
大学内の屋内を見学するにはチェックインを早めにして17時頃までに済ませるのがオススメですが、夜の静かになったカレッジ内を見学することもクライストチャーチカレッジの大学寮に宿泊者が満喫できる特権!
私が宿泊したのはクリスマス前の12月だったので、大きなクリスマスツリーが飾られているのも見ることができました。
夜になると屋内は見学ができませんが、人がいなくライトアップされて雰囲気のある中庭などを見学できたのはとても特別な体験でした。
ホグワーツの大広間で朝食
遂に、オックスフォード・クライストチャーチカレッジの大学寮に宿泊する醍醐味のホグワーツの大広間のモデルとなった大広間での朝食の時間です!!
朝食は8時~9時30分まででした。
大広間に向かう階段も映画ハリーポッターで何度も使われています。
『ハリーポッターと賢者の石』でハリーが保健室から退院し、ロンとハーマイオニーに会うシーンなどなど。
階段の上部は『賢者の石』で1年生が初めてホグワーツの大広間に入る前のマルフォイが映画初登場となるシーン、マクゴナガル先生が1年生を集めてこれから組み分けの儀式が始まることを説明したシーンで使われた場所です。
もう、大広間に入る前から大興奮!
大広間に入ると本当にホグワーツでした!
長ーいテーブルにこの暖かいライティング。夢かなと思うほど。
長ーいテーブルの先にはホグワーツの様に、学生のテーブルとは垂直に置かれた教授たちのテーブルも。
壁にはクライストチャーチカレッジを開校させたヘンリー8世の肖像画に合わせ、クライストチャーチカレッジ出身や教鞭をとった方々の肖像画が飾られていました。
また暖炉も、本物の火を使っているところが更に素敵でした。
朝食はコンチネンタルとの案内になっていましたが、フルイングリッシュブレックファーストでした。ビュッフェ式ですがコロナの為かスタッフの方に食べたいものを伝え、お皿に盛ってもらう様式です。
私はビーガンなので食べるものがあるか少し不安でしたが、そこはさすが大学です。
イギリスでは近年若者にはベジタリアンやビーガンが多く、更に環境や動物のためにプラントベースの食事を提供する大学の食堂が増えています。クライストチャーチカレッジも例外ではありませんでした。
ベジタリアンやビーガン、アレルギーのある方への対応もきちんとしていました。
私は食べていませんが、おいしそうなクロワッサンなんかもありました。
大広間にはクリスマスツリーも飾られていました。
クライストチャーチカレッジは『不思議の国のアリス』の作者であるルイス・キャロルが数学の先生をしていた大学でもあります。
そのためか、クリスマスツリーの飾りのモチーフは『不思議の国のアリス』でした。
ハリーポッターの大広間のモデルとなった大広間で、ビーガンイングリッシュブレックファーストを食べれるなんて、本当に夢の様でした。
人生で一番背筋の伸びた朝食で、一番思い出に残る朝食となりました。
ハリポタ大広間で朝食後は大学内と牧草地をお散歩
人生で一番幸せだった朝食の後は、大学内と大学の裏手にある牧草地(Meadows)をお散歩しました。
私が宿泊した翌朝は霧が濃い日で、朝の人気がなく霧のかかった大学の中庭は神秘的でした。
また、牧草地は大学に宿泊していなくても入れる場所ですが、宿泊してないと朝の静けさの中お散歩する機会はあまりないと思うので、とっても良かったです。
両側を牧草地に囲まれてまっすぐな一本道をお散歩。運がいいと本当に牛さんがいるとか。
奥まで歩くと川沿いに出ます。
Meadowsと川沿いで朝のジョギングをしている方を多く見かけました。
牧草地からの帰り道、まっすぐな一本道の先にはクライストチャーチカレッジの建物が見えます。ちょうどこの建物が宿泊した大学寮です。
Meadows側から見た大学寮はこんな感じです。
大学寮には見えず、立派な大学の建物のようです。
ホグワーツの大広間で朝食!クライストチャーチ寮に滞在:まとめ
オックスフォード・クライストチャーチカレッジの寮に宿泊すると、ホグワーツの大広間のモデルとなった大広間で朝食を食べることを知ってから、ずっと行くのが夢だったのですが、ついに叶いました。
大広間は映画の撮影自体には使われていませんが、モデルとなっただけあり本当にハリーポッターの世界でした。また、大広間へ向かう階段は実際に映画の撮影にも使われているので、その場所に居られることにも大興奮。
大広間での朝食はビーガンフレンドリーでしたし、おいしかったです。
人生で一番目を輝かせて、背筋よく、緊張して食べた朝食だったと思います。
大好きなハリーポッター感を味わいながら歴史たっぷりの空間に宿泊し、朝食を食べれたことは本当に夢見心地でした。
大広間でのフルイングリッシュブレックファースト&クライストチャーチカレッジの見学付きだと思うと、宿泊費も格安なのでまた是非行きたいです!
オックスフォード・クライストチャーチカレッジの宿泊予約はこちらからできます。
Staying at Christ Church | Christ Church, Oxford University