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『Born to Run』スポーツ好きにおすすめ【英語多読・洋書レビュー】

『Born to Run』スポーツ好きにおすすめ【英語多読・洋書レビュー】:plain

 

『Born to Run』というランナーのバイブルとも言われるベストセラー小説の洋書原作を読んでみました。

 

学生時代に陸上部長距離だった私にとって、走ることが人間の根源であることを突きとめていくこの本は、「また走りたい」と思わせてくれる本でした。ジョギング好きにはもちろん、あらゆるスポーツ好きにおすすめしたい1冊です。

 

 

『Born to Run』あらすじ

『Born to Run』は著者マクデゥーガル氏の一つの質問から始まります。

どうして私の足は走ると痛むのか?

 

この疑問を解決するために、著者はカバーヨ・ブランコと呼ばれるメキシコの山岳地帯に住む人物の助けを借りながら、超長距離をとてつもないスピードで怪我無く走るメキシコの奥深くに住むタラウマラ族の秘訣を探しに行きます。

 

その途中、私達が知っている走ることについての知識がすべて間違っていたことを示す、走ることのメカニズムや人類の生物学的なメカニズムを解き明かしていきます。

 

著者マクデゥーガルはタラウマラ族の走る秘訣を見つけるだけでなく、その長距離を走る秘訣を習得していきます。そして最後に著者のマクデゥーガルはタラウマラ族とアメリカのウルトラランナー7人に加わり、カバーヨ・ブランコが計画したレースを走り、走るということについて解き明かしていきます。

 

 

『Born to Run』を読んだ感想

『Born to Run』を読んでみた感想は一言で言うと、走りたくなった〜です!

 

走る事がどれだけ人間にとってナチュラルな事で、人間の本質なのか、そして走る事って美しいなと感じさせられる1冊でした。

 

私は陸上部だったので元々走る事に魅了されている方です。高校を卒業して以来走る事からは遠ざかってしまいましたが、それでも走ることは美しいなと思っていました。

 

しかしこの本を読んで、忘れていた「走る事の美しさ」を思い出させてもらいました。そして人間が走るために出来ていると知った今、今まで以上に走る事に魅了され、また走りたいなと思いました。

 

走る事が嫌いな人が多いのにも関わらず、コロナでロックダウンになった事をきっかけに走り始めた人が多くいるかと思います。人類は困難な時期になると走りだすとも本の冒頭に書かれていて、コロナ時期に走り出す人が増えた事も至って自然なことの様で、冒頭から本に引き込まれていきました。

 

『Born to run』は作者が見聞き体験したウルトラマラソンのストーリーが面白いだけでなく、人類学に付いて事実も多く記載されている本です。

 

普通の人はほぼ経験したことのないウルトラマラソンに関連するストーリーは物語りとして面白く、読んでいて不思議な世界に連れて行かれます。

 

その一方で、科学的に人類と走ることの関係が紐解かれていきます。多くの目から鱗な事実に驚きながら読み進めていくことが出来ました。

ナイキなどから走る為に「開発」されたランニングシューズが怪我の原因など、常識を覆される事ばかりでした。

 

 

物語と人類学の両方から人類は走るために生まれてきた生き物なんだと感じる一冊でした。走りたくなった1冊ですし、本当に読むのが楽しく早く続きを読みたいと思う1冊でした。

 

走る事が好きな人はもちろん、様々なスポーツ好き、コロナをきっかけにランニングを始めた人などに是非オススメの一冊です。

 

『Born to run』洋書原作の英語レベル

『Born to run』の洋書原作の英語レベルは中級くらいで、それ程英語力が高くなくとも楽しめる1冊かと思います。本の長さもそれ程長くないです。

 

物語の部分と学術的な人類学の部分の両方があるので、英語学習者にオススメな洋書に感じました。

アカデミックな文章と小説的な文章は、日本語と同様に英語でも書かれ方が違います。留学をしたくIELTSやTOEFLなどを受けている方はアカデミックな文章に慣れているかと思いますが、小説的な文章には馴染みがない方もいるかと思います。一方で、英語の勉強はしているものの学校的な勉強をしていない方にとっては、アカデミックな英文は難しく感じるかもしれません。

 

『Burn to Run』では小説部分とアカデミックな部分が半々くらいなので、どちらの英語にも触れることができ、英語学習者にオススメの洋書に感じました。

 

『Burn to Run』はスポーツ好きの英語学習者にオススメしたい1冊です。

 

 
日本語版も販売されています。日本語で読みたい方はこちら↓