歩けば歩くほど面白いものが見つかるロンドンで、大都会の中にある自然保護区Parkland Walkを歩いてきました。
Parkland Walkは昔線路として使われていた散歩道で、歴史も感じられます。
Parkland Walkとは
Parkland Walk は4キロのロンドンで最も長い自然保護区です。Finsbury Parkとアレクサンドラ・パレスを繋ぐ散歩道です。
その歴史は1860年代にまで遡ります。
もともとFinsbury ParkーHighgate間で鉄道の線路を作る準備が始まり、1873年のオープンしたアレクサンドラパレスのオープンに合わせて、Finsbury Parkとアレクサンドラパレスを繋ぐ鉄道が開通しました。
その後1954年までは乗客を乗せる鉄道、1964年までは貨物鉄道の路線として、それ以降は空の地下鉄を運ぶための路線として使用されていましたが、1970年に路線劣化のため使用されなくなりました。
その後路線やほとんどの駅は撤去されましたが、1984年にParkland Walkとして生まれ変わりました。
Parkland Walkを歩いてみた
私はParkland WalkをFinsbury Parkからアレクサンドラパレスに向けて歩いてみました。
Finsbury Parkの地下鉄の駅からFinsbury Park内を少し歩いて出発点へ向かいます。
出発点には、Parkland Walkのマークがついていました。

もともと鉄道の路線であった場所で、鉄道が橋の上を通っていたこともあり、高架の上へ向かうように少し丘を登ります。

登ってみると、今使われている道路を交差するような形で、橋の上に1本の長い遊歩道がありました。昔橋の上に路線が引かれていて鉄道が通っていたことを感じます。
歩いていると、トンネルや昔の駅のプラットフォームにも出くわしました。


廃墟となった人工のものに、自然が 融合していた不思議な感覚です。
すぐ近くに道路もあり車も通っているはずなのですが、自然保護区だけあり、木々に囲まれていて休暇でどこか大自然の中に遊びに来ているように感じる場所でもありました。
夏の日差しがとても強い日にParkland Walkを歩いたのですが、木々に囲まれていて木陰は涼しく、快適に歩くことが出来ました。
家族連れ、恋人同士、友人とグループで、犬の散歩、ベビーカーを押して散歩など、いろいろな人が来ていました。

Highgateまで来ると、一度木々に囲まれた道から、道路に出ます。
Finsbury ParkからHighgateまで1.7㎞です。
その後、道路も少し歩いた後再び元線路だった場所へ戻ります。

線路があった場所は少し小高い場所にあったようで、とても眺めがよかったです。

昔電車に乗ってた人も、車窓から同じような素敵な景色を眺めていたのかな、と想像してしまいました。こういった点が、歴史を感じる場所のたまらないところです!
更に歩き進めるとアレクサンドラパレスに到着です。

アレクサンドラパレスからの眺めも最高でした。
Parkland Walk:まとめ
歴史を感じられる自然保護区Parkland Walkを歩いてきました。
終始歴史を感じられる場所ではありませんが、歴史好き、自然好きの私にとってはとっても楽しめるウォーキングでした。
ちょっと家族や友達と週末散歩などにぴったりの場所だと思います。
大都会ロンドンも素敵で楽しいですが、たまにはロンドンに住んでいるからこと楽しめる、隠れロンドンスポットを訪れてみたいという方に是非お勧めしたいです。
Parkland Walkの地図はこちら