ビーガン娘のイギリス生活記

「ロンドンに飽きた人は人生に飽きた人」は本当かを検証中のブロブです。

2021年に読んだ洋書23冊におすすめランキングをつけてみた

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2021年の新年の抱負は洋書25冊を読むことでした。

 

残念ながら目標は達成できず、1年間で読んだ洋書は23冊、計9767ページでした。

 

2021年の1年間で読んだ洋書を私のおすすめ順にご紹介したいと思います。

 

23冊のうち大好きなハリー・ポッターシリーズを7冊読みました。ハリー・ポッターは私にとっては永遠の名作なので、「ランキングに入れるのは失礼! 殿堂入り」ということで、今回はハリー・ポッターシリーズ7冊を除いた16冊をお気に入り順でご紹介します。

 

洋書読書で何を読もうか考えている方の参考になったら嬉しいです。

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私が2021年に読んだ洋書の多くが小説で、たまに自伝も読みました。あまりビジネス書のような本は読まなかったです。

 

1.『I am Malala』by Malala Yousafzai & Christine Lamb

迷わず1位に持ってきたは『I am Malala: The Story of the Girl Who Stood Up for Education and Was shot by the Taliban』です。

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この本は読書が好きな人、好きじゃない人関係なく、全人類に読んでほしい!

教科書に載せて、みんなが勉強するべきことだと思いました。

どの章どのページを読んでも学ぶことが多く、どれほど自分が無知であったのかを感じさせられると共に、イスラム教やタリバン、現地で起こっていのことを、イスラム教徒で実際に現地の状況を体験したマララさんの言葉で書かれているのでとても心に響きました。

 

マララさんがされていることや教育の重要さを感じ、私にも世の中にできることはないかなと悩んだほどです。大したことはできませんが、この本を多くの方にオススメして読んでもらうことも私ができることの1つなのかなと思っているので、本当に強くこの本をお勧めします。

 

私の様にあまりイスラム教徒やタリバン、マララさんのことを知らない方でもよくわかるように書かれていました。そして英語も難しくなく分かりやすかったので、英語やバックグラウンド知識に不安がある方にも是非読んでいただきたい1冊です。

 

 

2.『The Opposite of Butterfly Hunting』by Evanna Lynch

『The Opposite of Butterfly Hunting: The Tragedy and the Glory of Growing up』は映画ハリーポッターシリーズのルーナ・ラブグッド役を演じたエヴァナ・リンチさんによる自伝です。

 

ハリーポッターのキャラクターでルーナが好き、エヴァナ・リンチさんも私と同様にビーガン、彼女のポッドキャストを以前聞いて感情などを言葉にすることがとても上手だなと思っていて大好きになったエヴァナ・リンチさん。

 

この本を読むまで彼女が幼い頃に拒食症だったことを知りませんでした。

 

本の副題からもわかると通り、子どもから大人へ成長していくことへの悲劇と栄光が書かれています。

 

エヴァナ・リンチさんが拒食症になる前から、拒食症だった時、それ以後のマインド状態がとても正直に詳しく書かれているのを読んで、誰でもなり得るものだったんだなと感じました。

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読書家のエヴァナさんによる本だけあって、難しい語彙が多いので英語上級者向けです。

 

3.『Conversation with Friends』by Sally Rooney

2020年に大流行したBBCドラマ『Normal People』の作者サリー・ルーニーさんのデビュー作です。私は以前『Normal People』も読んでとても好きたっだので、こちらも読んでみました。

 

物語の主人公たちが経験していることを経験することは自分の人生ではないだろうなと、主人公たちの存在が遠く感じると同時に、それぞれの主人公の感情がとてもリアルに感じ物語に引き込まれていきました

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文章がとてもきれいで、美しい文章に触れたいと思う欲求が満たされる1冊でもありました。

 

2022年に『Conversations with Friends』はドラマ化されることが決まっているので、こちらも楽しみです。

 

 

4.『Home Stretch』by Graham Norton

アイルランド出身でイギリスでコメディアンとして活動されるグラハム・ノートンさんのより3冊目の小説です。

 

2021年にグラハム・ノートンさんの小説3冊とも読んでみましたが、『Home Stretch』が1番面白かったです。

 

グラハム・ノートンさんらしい要素からストーリーが作られており、彼だから描ける物語だなと思いました。

 

アイルランドの田舎で起こった悲劇的な事件の事実が長い年月が経ったのちに徐々に解き明かされていく人間ドラマは読み進めていくのがとても楽しかったです。

 

 

5. 『The Midnight Library』by Matt Haig & Carey Mulligan

生と死の間には図書館があり、その図書館の永遠に続く本棚にある本達には、あなたが送ったかもしれない人生が書かれています。

 

人生の選択の1つ1つの結果によって、無数に起こり得る違った人生。

そんな無数に起こり得る違った人生を、自殺によって人生を終わらせた主人公ノラが体験していき、人生について考えていくのが『The Midnight Library』です。

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人生の選択や幸せについて考えさせられ、非日常も味わえる本でした。

テーマが偉大で感動する本だったため上位にランクインです

 

6. 『The Jane Austen Society』by Natalie Jenner

The Jane Austen Society』は第二次世界大戦後のイギリスのチョートンと呼ばれるジェイン・オースティンが晩年晩年を過ごした街で、ジェイン・オースティン好きが集まり、彼女のレガシーを守るために活動をする歴史小説です。

 

2020年のベスト歴史小説にもノミネートされた小説でもあります。

 

ジェイン・オースティンが晩年を過ごしたイギリスの田舎街で、一人の偉大な作家によって思わぬ形で人々が繋がっていくストーリーがとてもよかったです。

 

時代設定と物語の両方が好きな1冊です。

ジェイン・オースティン愛をたっぷりと感じられました。

 

 

7. 『And then There Were None』by Agatha Christie

ミステリーの女王をも呼ばれるアガサ・クリスティがもっとも苦労して書いたと言われている『And then There Were None(そして誰もいなくなった)』

 

普段ミステリー小説はあまり読まないのですが、こんなに面白いならまたミステリー小説を読んでみようかなとまで思わせてくれる1冊でした。

 

物語の展開がとても速く、読み始めたら止まりません

最後の10ページくらいまで本当に何が起こっているのかわからず、ハラハラドキドキでした。

 

難しい英語も少なく、長い本でもないので英語初心者にもオススメの洋書です。

 

 

8. 『Born to Run』by Christpher McDougall

ランナーのバイブルとも呼ばれるベストセラー本『Born to Run: A Hidden Tribe, Superathletes, and the Greatest Race the World Has Never Seen

 

走ることがどれほど人類にとって根源であるかを突き詰めて学術的に書かれている部分と、ウルトラマラソンに関係する物語が混在している本で、小説を学術書の両方を1冊で楽しめるような本でした。

 

元陸上部長距離だった私にとって、「走ることの美しさ」を思い出させてくれる本でした。

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走る人、スポーツをする人に特におすすめしたい1冊です。

 

9. 『The Puma Years』by Laura Coleman

表紙が可愛くてパケ買いして読んだのが『The Puma Years: A Memoir of Love and Transformation in the Bolivian Jungle』です。

 

20代半ばでいわゆる「クオーターライフクライシス」に直面したローラは、南米にバックパックに出かけます。ボリビアで動物保護団体でのボランティアのチラシを見つけ、1か月だけ参加することにしました。

 

そこでローラはWayraというプーマの担当になります。

サーカスや狩猟などで傷つけられた動物たちのお世話をし、現地の人たちや世界中から集まったボランティアと交流をし、地球温暖化が自然に与えている山火事などの影響を直に感じながらローラの人生が変わっていきます。

 

動物や自然の美しさを感じられると共に、人類の無責任さがひしひしと感じられる1冊でした。

 

 

10. 『A Keeper』by Graham Norton

グラハム・ノートンさんの2作品目『A Keeper』はアイルランド出身でニューヨークに住んでいたエリザベスが、アイルランドに住んでいた母親が亡くなった後に、母親が住んでいた家を片付けるためにアイルランドに戻ってくるところから始まります。

 

母親の家を片付けていると、母親とエリザベスの父親とみられる人物の手紙を発見します。エリザベスは父親を知らず、母親に女手一つで育てられました。

 

物語はエリザベスの母親と父親の出会った過去と現在を行き来しながら、エリザベスの父親の正体と父親と母親に何があったのかが徐々に解き明かされていきます。

 

こんなこと絶対あり得ない!という内容でもありますが、サスペンス感がありついどんどん読み進めてしまう1冊でした。

 

 

11. 『The Silent Treatment』by Abbie Greaves

The Silent Treatment』はもう少し大人になり、結婚や子育てをし終えた後に読み返したい1冊です。

 

とある出来事から口を開かなくなった夫フランク。フランクが口を閉ざしてからちょうど6か月後に妻マギーは倒れてしまいます。

 

病院のベットで意識が戻らぬまま眠るマギーに、フランクはどうして6か月間口を閉ざしていたのかを徐々に語り始めようとします。しかしどのように話し始めればいいのか分からないフランクは二人が出会った頃の事から語り始めます。

 

フランク側の二人の物語とマギー側からの二人の物語が書かれていて、夫婦や家族について考えさせられる素敵な本でした。

 

 

12. 『Queenie』by Candice Carty-Williams

「黒人版ブリジット・ジョーンズ」とも呼ばれている『Queenie』はBritish Book Awardなど多くの賞を受賞しています。

 

黒人としてロンドンで生まれ育った主人公クイーニーが、同棲もしていた白人彼氏と距離を置くところから物語が始まります。

 

笑える面白さがある中にもイギリスで黒人として生きることがどんな感じなのかが描かれているため、Blask Lives matterが唱えられるようになった2020年に売れた本というのも納得できる1冊でした。

 

全ての方が感じている感情ではないのは承知していますが、イギリスで黒人女性が感じていることや、黒人社会内での考え方を垣間見ることができました。

 

私には少し、恋愛&セクシャルな様子がコメディーの様に軽く書かれすぎていて、私が好きなタイプの本ではないかなと感じました。

 

しかし気軽に楽しめる本を読みたいと思っている時にぴったりです。

ブリジット・ジョーンズの日記がお好きな方は好きかと思います。

 

 

 

13. 『Holding』by Graham Norton

『Holding』はグラハム・ノートンさんのデビュー作です。

 

街の人はみんな知り合いですぐに噂は広がってしまうようなアイルランドの田舎町で人骨が発見されます。

その骨が誰のものだったのか、何が起こったのか、どうして何年もの間隠されていたのか…

 

愛や喪失、暗い秘密などがたっぷり詰まった小説です。

 

コメディアンとして有名なグラハム・ノートンさんがこんな素晴らしい本を書かれていることに驚きながら、楽しく読んだ1冊です。

 

 

14. 『Emma』by Jane Austen & Fiona Stafford

ジェイン・オースティン好きが集まる本を読んだにも関わらず、ジェイン・オースティンの作品を読んだことがなかったため読んでみたのが『Emma』です。

 

名作クラシックで『傲慢と偏見』とともにジェイン・オースティンの傑作と呼ばれている作品です。

 

イングランドに田舎町で裕福な家庭に育ったエマは、恋の橋渡しをすることを楽しみにしていました。

 

得意げになって友人の恋の橋渡しをしていると、うまく行かないことも。

そんな人の恋愛に首を突っ込んでいるうちに、自身の恋心に気づき、エマが結婚するまでが描かれています。

 

女の子の噂話を聞いているような感覚になる本です。今も昔も乙女心は変わらないなと思い、その様子が細かく描かれているのには感動しました。

 

一方でここまで評価されているのは、女性が長編小説を書くのがまだ珍しかった1800年代という時代背景もあるのかなとも思いました。

 

昔の言葉や言い回しが使われている長い1冊なので、英語初心者には少し読むのが難しい1冊かと思います。

 

 

15. 『Why the Germans Do it Better』by John Kampfner

タイトルに惹かれて読んだ『Why the Germans Do it Better: Note from a Grown-up Country

 

作者がドイツに長く住んだイギリス人であるため、イギリス人の目線でドイツが説明されています。そのため現在イギリスに住んでる私にとってはよく知っているイギリスとドイツが比べられていて、おもしろかったです。

 

ただ、タイトルがかなり目を引くものであるにも関わらず、内容はタイトル程ではないかな、タイトルとマッチしないかなといったところが正直な感想です。

 

しかし面白いドイツの事実を知ることができた1冊でした。

 

 

16. 『The Iron Lady』by John Campbell & William David Freeman

イギリスではサッチャー評価派とそうでない派に大きく分かれます。

それ程まで愛され、嫌われる政治家が実際に何をしたのかを知りたくて読んだ1冊が『The Iron Lady: Margaret Thatcher, from Grocer's Daughter to Prime Minister』でした。

 

マーガレット・サッチャーがどのように育ち、彼女が取った政策や行動の根源となる部分から説明してくれる本でした。

 

個人的な評価が低いのは、面白い部分もあったと同時に、私には難しかったためです。

いろいろな政治家の名前や、イギリス人にとっては馴染み深い政策などが書かれているため、政治に興味や知識があるイギリス人向けに書かれている本でした。

 

英語力が劣り、イギリス政治に詳しくない私には楽しめない部分がありました。

サッチャー氏についてとても詳しく書かれているので、英語力があり政治に詳しい方は私以上に楽しめる本だと思います。

 

 

2021年に読んだ洋書オススメランキング

2021年は目標にしていた洋書25冊読書を叶えられなかったものの、振り返ってみると素敵な23冊に出会えたなと思いました。

 

ランキングを付けてみて、読む順番が違っていたらランキングも違っていたかもと思うような本もありました。本は本当にその時その時の出会いだなと思います。

 

ランキングにしたものはハリーポッターシリーズを抜かした16冊ですが、洋書読書をしたい方の本を探す参考になったら嬉しです。

 

2022年は無理せず20冊くらい読めたらいいなと思っています。

今年も素敵な本に出合えますように!